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葛原空

2024.10.24 / 更新日:2024/10/24

【OKCとCKCとは?】

こんばんは!

YAMATO355トレーナーの葛原です!

 

今回はオープンキネティックチェーン(OKC) とクローズキネティックチェーン(CKC)という2種類の運動の違いを簡単に説明していきたいと思います!

 

1.オープンキネティックチェーン(OKC)

OKC運動は体の末端(手や足)が自由に動く運動で、特定の関節だけが動きます。

この運動では特定の筋肉群や関節に対して負荷が集中する為、主に筋肉の孤立した動作や関節の動きを個別に強化する際に有効な運動方法となります👈

 

・OKCの例

レッグエクステンション: 膝関節の伸展動作を行い、大腿四頭筋を鍛えます。

ベンチプレス: 肘関節と肩関節を主に使用し、胸筋群と腕の筋肉を強化します。

 

・OKCの利点

ターゲット筋肉の強化: 特定の筋肉を集中的に鍛える事が出来ます⭕️

これにより特定の部位の筋力不足や個別の筋肉を成長させる際に役立ちます!

また、OKC運動はリハビリテーション分野でよく利用されており、膝前十字靭帯(ACL)損傷後のリハビリなどで特定の筋群をターゲットにする際に有効とされています!

研究によれば、ACL損傷後のリハビリにおいて特定の筋力を強化するためにOKCが用いる事が効果的です!

ただし、過度な負荷が膝にかかる場合があるため、運動を行う際は注意が必要です。

 

2.クローズキネティックチェーン(CKC)

CKC運動は体の末端が固定され、複数の関節が同時に動く運動です!

この運動では全身の安定性が必要となり、日常生活の動作に似た動きが多く含まれます。

 

・CKCの例

スクワット: 股関節、膝関節、足関節を同時に動かす事により、全身の安定性を必要とします。

腕立て伏せ : 肘関節、肩関節、肩甲骨を動かしながら、体全体を支える運動です。

 

・CKCの利点

全身の安定性向上: CKC運動は複数の関節と筋肉が連携して動作するため、体全体の安定性や協調性を高めることに効果的です!

機能的な動作改善: 日常生活で使われる動作に近い運動が多いため、日常動作の改善や、アスリートのパフォーマンス向上にも役立ちます。

関節への負担の分散: 関節にかかる負荷が複数の関節に分散されるため、関節への安全性が高いとされています。

 

また、CKC運動は特に下肢の強化やリハビリテーションにおいて有効であることが確認されており、研究ではACL再建手術後のリハビリにおいて、CKC運動が膝関節の安定性を高め、再発リスクを低減する効果があることが示されています!

 

3. OKCとCKCの使い分け

リハビリテーション: 怪我のリハビリでは、初期段階でOKCの運動を利用して、特定の筋肉を集中的に強化し、その後にCKC運動を取り入れて全身の機能を回復させることが一般的な流れとされています。

筋力トレーニング: OKCはターゲットとする筋肉の成長を目的に、CKCは全体的な体力と機能的な動作の向上を目的に使われる事が多いです!

 

OKCとCKCは、それぞれ独自の利点があり、目的に応じて使い分けることが非常に重要です🔥

エビデンスに基づくリハビリやトレーニング計画に組み込むことで、より効果的な身体機能の向上が望めます!

 

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