2026.02.14 / 更新日:2026/02/14
トレーニングの情報過多!に振り回されないための考え方

「スクワットは膝を前に出してはいけない」
「いや、出しても問題ない」
「有酸素は筋肉が落ちる」
「脂肪燃焼には必須」
SNSや動画を見れば見るほど、何が正しいのか分からなくなる。
今、多くの人がトレーニングで感じているのは、
やる気不足ではなく、情報過多による迷いです。
なぜトレーニングは“正解が分からなくなる”のか
理由はシンプルです。
✔ 人によって正解が違うから
トレーニングには絶対的な万能メニューは存在しません。
・骨格
・筋力レベル
・生活習慣
・既往歴
・目的(ダイエット・姿勢改善・競技など)
これらが違えば、最適な方法も変わります。
つまりSNSで流れてくる情報は、
「その人にとっての正解」であって、
「あなたにとっての正解」とは限らないのです。
✔ 情報は“切り取られている”から
短い動画や投稿は分かりやすい反面、
多くの場合「前提条件」が省略されています。
例えば、
・フォーム改善の話なのか
・筋肥大目的なのか
・リハビリ段階なのか
この背景が違うだけで、
同じ動作でも意味は大きく変わります。
本当に重要なのは「トレーニングの原理」
情報に振り回されない人は、
流行ではなく原理を理解しています。
トレーニングには、科学的に確立された基本原則があります。
① 過負荷の原則(オーバーロード)
身体は、今より少し強い刺激を受けることで成長します。
負荷を上げない限り、
身体は変化する必要がありません。
つまり、
「慣れている運動だけ続ける」
これは変化が起きにくい状態です。
② 特異性の原則
身体は、行った動作に適応します。
・姿勢を改善したい
・筋肉量を増やしたい
・脂肪を落としたい
それぞれ必要な刺激は異なります。
「とりあえず流行っているメニューをやる」だけでは、目的からズレてしまいます。
③ 継続性の原則
トレーニングは短期間の努力よりも、
「続けられる設計」
が結果を左右します。
極端なメニューほど、長期的には失敗しやすいのです。
情報迷子になる人に共通する特徴
多くの方を見てきて感じるのは、
情報に迷う人には共通点があります。
✔ 毎回メニューを変えてしまう
✔ 流行の種目を追い続ける
✔ 比較対象がSNSの誰かになっている
✔ 目的が曖昧なまま始めている
これでは身体が適応する前に刺激が変わり、結果が出にくくなります。
本当に変わる人がやっていること
成果が出る人は、実はとてもシンプルです。
✔ 自分の目的を明確にする
✔ 現在地(体力・姿勢・生活)を把握する
✔ 段階的に負荷を設計する
✔ 継続できる環境を作る
これは気合ではなく、
設計の問題です。
トレーニングが難しく感じる本当の理由
多くの人が、
「トレーニング=根性」
だと思っています。
しかし実際は、
トレーニング=再現性のある科学
です。
正しく設計されたトレーニングは、
無理をしなくても
身体は変わり続けます。
なぜ“自己流”には限界があるのか
情報を集めることは大切ですが、
身体づくりにはもう一つ必要な要素があります。
それは、
客観的な視点
です。
人は自分の癖や弱点に気づきにくい生き物です。
・フォームの崩れ
・力の偏り
・無意識の代償動作
・生活習慣とのズレ
こうした部分は、第三者が見て初めて分かります。
正しい指導とは「答えを押し付けること」ではない
良いトレーニング指導とは、
流行を教えることではなく、
その人に合った原理を設計することです。
・なぜこの種目なのか
・なぜこの回数なのか
・なぜ今この段階なのか
こうした背景が理解できた時、
トレーニングは「作業」から「納得できる習慣」に変わります。
最後に|トレーニングは“情報量”ではなく“整理力”で結果が変わる
今の時代、情報は無限に手に入ります。
しかし、
情報が多いほど、正解に近づくとは限りません。
本当に必要なのは、
自分に必要な情報を選び、
順序立てて実行すること。
トレーニングは、
頑張ることよりも、
理解して積み重ねることが重要です。
もし今、
何をやればいいか分からない
続けても変化を感じない
情報に振り回されている
そう感じているなら、
それは努力不足ではなく、
設計不足かもしれません。
身体づくりは、
正しい地図を持った瞬間から変わり始めます。


