栄駅徒歩3分の駅近フィットネス
Home > column > 田中雄也 > よく歩く人はうつ病になりにくい理由とトレーニングが必要な本当の話

田中雄也

2026.01.22 / 更新日:2026/01/22

よく歩く人はうつ病になりにくい理由とトレーニングが必要な本当の話

 

 

「最近、気分が落ち込みやすい」「頭が重く、判断が鈍る」
30〜50歳の働く男性、とくに責任と年収が上がるほど、こうした感覚を抱えやすくなります。

 

実は近年、**「よく歩く人はうつ病になりにくい」**という事実が、さまざまな研究や臨床現場で注目されています。

歩くという一見シンプルな行動が、なぜメンタルにこれほど影響するのでしょうか。

 

歩行は、脳にとって最も原始的で確実な刺激です。
一定のリズムで足を動かすことで、脳内ではセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質が分泌されやすくなります。これらは気分の安定、意欲、前向きな思考に深く関係しています。

 

また、歩くことで血流が改善され、前頭前野(判断・感情制御・意思決定を担う部位)が活性化します。
つまり「歩く=思考が整理され、感情が落ち着く」状態を作り出しているのです。

 

実際、日常的に歩行量が多い人ほど、抑うつ症状や不安感が少ない傾向があります。
これは特別な運動をしていなくても、「よく歩く」という行為自体が、メンタルの土台を支えていることを意味します。

 

しかし、ここで一つ重要な事実があります。

 

30〜50代の高年収男性にとって、歩くだけでは不十分になる局面が必ず訪れるということです。

この年代は、
・長時間労働
・慢性的なストレス
・睡眠不足
・運動量の低下
が重なりやすく、脳と神経系にかかる負荷が非常に大きくなります。

 

歩行はメンタルを「守る」には有効ですが、
パフォーマンスを回復・維持・引き上げるには限界があります。

 

そこで必要になるのが、**トレーニング(筋力トレーニングを含む運動習慣)**です。

 

筋トレを行うと、BDNF(脳由来神経栄養因子)が分泌されます。
これは、ストレスで疲弊した脳の神経ネットワークを修復・強化する働きを持ちます。

 

さらに、筋トレはストレスホルモンであるコルチゾールを適切に抑え、
「考えすぎ」「不安のループ」から抜け出しやすい状態を作ります。

 

高年収層に多いのが、
「頭では分かっているが、行動に移れない」
「決断力が落ちている感覚」といった状態です。

 

これは能力の問題ではなく、脳と神経の疲労によるものです。

 

歩行はベースとして非常に重要です。
しかしその上に、意図的な負荷をかけるトレーニングを重ねることで、
脳はより強く、安定し、回復力の高い状態になります。

 

トレーニングは、
体型のためでも、見た目のためでもありません。
**メンタルの安定・判断力・集中力を守るための「戦略」**です。

 

よく歩く人がうつ病になりにくいのは事実です。
そして、歩く習慣を持つ人が、トレーニングを取り入れたとき、
メンタルとパフォーマンスは一段上のレベルへ進みます。

 

忙しい30〜50代だからこそ、
「気分が落ちてから対処する」のではなく、
落ちにくい状態を日常的に作ることが重要です。

 

歩くことは入口。
トレーニングは、その先にある本質的な投資です。

 

一覧ページへ戻る

           

コメントは受け付けていません。

Copyrights © 2019 355 CO.,LTD. all rights reserved.