2026.11.03 / 更新日:2026/11/03
猫背を直せば腰痛は改善する?50代から見直す姿勢と運動習慣

猫背を直せば腰痛は改善する?50代から見直す姿勢と運動習慣
「猫背だから腰が痛い」
「姿勢を正せば腰痛は改善する」
そんな話を聞いたことはありませんか?
腰が痛くなると、背筋を伸ばしたり、正しい座り方を意識したりする方もいると思います。
もちろん、姿勢を見直すことが役立つ場合はあります。
しかし、腰痛の原因を姿勢だけで説明することはできません。
今回は、最新の研究をもとに、腰痛と姿勢の関係を考えてみましょう。
① 姿勢が悪いと腰痛になる?
2025年3月に発表された研究では、デスクワーカーを対象とした22件の研究、合計7,814人のデータが整理されました。
その結果、長時間の座位や座り方、座っている間の行動と腰痛との関連が報告されています。
特に注目されたのが、長時間同じ姿勢で座り続けることや、休憩が少ないことです。
ただし、研究によって結果には違いがありました。
また、これらは主に関連性を調べた研究です。
猫背が直接腰痛を引き起こすと証明されたわけではありません。
② 腰痛の原因は一つではない
例えば、デスクワーク中に腰が痛くなる場合。
「骨盤が後ろに傾いているから」
「腹筋が弱いから」
と考えることがあります。
しかし、実際にはさまざまな要素が関係します。
座っている時間、身体活動量、筋力、睡眠、ストレス、過去の腰痛経験などです。
2023年12月に公表されたWHOのガイドラインでも、慢性的な腰痛に対して、身体的・心理的・社会的な要因を含めた総合的な対応が重視されています。World Health Organization
つまり、姿勢は確認すべき要素の一つですが、それだけで原因を判断することはできないのです。
③ 正しい姿勢を意識し続ければいい?
腰痛を予防しようとして、一日中背筋を伸ばし続けていませんか?
実は、無理に同じ姿勢を保ち続ける必要はありません。
大切なのは、身体の状態に合わせて姿勢を変え、無理のない範囲で動くことです。
例えば、仕事中であれば、座り続ける時間を減らす工夫ができます。
立ち上がる。
少し歩く。
座る位置を変える。
こうした小さな行動も選択肢になります。
ただし、どの姿勢が楽なのか、どの程度動けるのかには個人差があります。
痛みが強い場合は、無理に運動するのではなく、医療機関で確認することが大切です。
④ YAMATO355が大切にしている身体評価
僕は、腰痛について考えるとき、姿勢だけを見て判断しないことが大切だと思っています。
例えば、しゃがむ動作がしにくい場合。
腰の状態だけでなく、足首や股関節の動き、筋力、バランスなども確認する必要があります。
さらに、普段の仕事や睡眠、運動習慣も関係するかもしれません。
そこで大切にしたいのが、
現状を確認する → 必要な運動を選ぶ → もう一度確認する
という流れです。
ただし、トレーナーによる動作評価だけで、腰痛の医学的な原因を診断することはできません。
YAMATO355では、身体の状態を多角的に確認しながら、無理のないトレーニングを考えることを大切にしています。
⑤ 今日からできる腰痛対策
腰痛が気になる方は、まず次の3つを確認してみましょう。
① 長時間座り続けていないか
仕事中に立ち上がる機会をつくりましょう。
② 普段どれくらい身体を動かしているか
無理のないウォーキングなどから始める方法があります。
③ どんな動作で痛みが出るか
座る、立つ、歩くなど、痛みが出る場面を記録してみましょう。
WHOは、慢性的な一次性腰痛への対応として、運動プログラムや適切な教育・セルフケアを選択肢に挙げています。
ただし、すべての腰痛に同じ運動が適しているわけではありません。
まとめ|姿勢だけで腰痛を判断しない
猫背だからといって、必ず腰痛になるわけではありません。
反対に、姿勢が良く見える人でも腰痛になることがあります。
大切なのは、
「姿勢が悪いから直す」ではなく、「なぜ腰が痛くなるのかを考える」こと。
50代・60代からの身体づくりでは、姿勢だけでなく、筋力や身体の動き、生活習慣も合わせて確認していきましょう。
名古屋・伏見のパーソナルジムYAMATO355では、一人ひとりの身体の状態に合わせたトレーニングを大切にしています。
腰に不安があり、運動を始めることに迷っている方も、まずは身体の状態を確認するところから考えてみませんか?


