2026.11.01 / 更新日:2026/11/01
HYROXやりたい人これだけ見れば全てわかる!HYROX徹底攻略ブログ

こんにちは。ハイロックス トレーニングについて、お話しします。
YAMATO355 FITNESS CLUBの飯嶋です。
「ハイロックスに出てみたいけど、何をやるのかわからない」
「走るだけじゃなく、筋トレも必要って本当?」
「何から練習すればいいのか、教えてほしい」
こうしたご相談を、いただくことが増えてきました。
大丈夫です。不安に思う必要はありません。
この記事を読めば、ハイロックスで何をやるのか、そして何を練習すればいいのかが、ひと通りわかります。長い記事ですが、気になるところから読んでください。
■結論
・ハイロックスは、1kmのランと8種目のワークアウトを、交互にくり返す競技です
・走る合計は8km。「走れるだけ」でも「筋力が強いだけ」でも足りません
・必要なのは、ランニング能力・最大筋力・筋持久力・動作効率・疲労耐性の5つです
・種目の練習だけでは、弱点が残ります。まず基礎筋力を作りましょう
・最後は、走りと種目を組み合わせて、「疲れていてもできる」状態を作ります
■1 ハイロックス トレーニングの前に知る全体像

【ハイロックス トレーニングの前に、競技の流れを知る】
ハイロックス(HYROX)は、1kmのランのあとに、ワークアウトが1つ入る形を、8回くり返すフィットネスレースです。ランの合計は8km、ワークアウトは8種類です。
レッドブルの解説でも、8つのステーションの間に1kmのランが入り、すべての部門で同じ順番で進むと紹介されています。
【8種目の順番と距離】
1. スキーエルゴ:1,000m
2. スレッドプッシュ:50m
3. スレッドプル:50m
4. バーピーブロードジャンプ:80m
5. ローイング:1,000m
6. ファーマーズキャリー:200m
7. サンドバッグランジ:100m
8. ウォールボール:100回
【ハイロックス トレーニングで大切な5つの能力】

ハイロックスには、次の5つの能力が必要です。
1. ランニング能力:8kmを走り切るための、心肺持久力
2. 最大筋力:スレッドなど、重いものを動かす力
3. 筋持久力:ランジやウォールボールを、くり返す力
4. 動作効率:無駄なエネルギーを使わない、フォーム
5. 疲労耐性:心拍数が高い状態でも、正確に動く力
大切なのは、この5つを、バランスよく高めることです。
【部門を選べます】
一人で出るシングルのほか、2人で分担するダブルス、4人で出るリレーがあります。リレーは、いちばん初心者向きの部門と紹介されています。
■2 ハイロックス トレーニングで知っておきたい重量と8種目のポイント
【ハイロックス トレーニングの規定重量の一覧】
重さは、部門ごとに決まっています。レース当日に変えることはできません。

【種目1 スキーエルゴ(1,000m)】
全身を使って、1,000mをこぎます。腕だけで引かず、体幹と股関節を使って、全身で出力するのがコツです。
・必要な力:広背筋のプル動作、体幹の安定性、股関節の屈曲・伸展、一定の出力を保つ持久力
・補強におすすめ:ラットプルダウン、ストレートアームプルダウン、ルーマニアンデッドリフト、ケーブルプルオーバー、体幹トレーニング(プランク、デッドバグなど)
・よくあるミス:腕と肩だけで引く/前後に体が揺れる/スタートから飛ばしすぎる/呼吸が乱れてペースが落ちる
・攻略のコツ:序盤からペースを上げすぎない。体幹を安定させて、リズミカルに引きます。
【種目2 スレッドプッシュ(50m)】
重いソリを押して、下半身と体幹の力を試す種目です。
・必要な力:大腿四頭筋のパワー、大臀筋の推進力、体幹の安定性、疲れに負けない持久力
・補強におすすめ:バックスクワット、フロントスクワット、ブルガリアンスクワット、レッグプレス、カーフレイズ
・フォーム:低い姿勢をキープし、腕は伸ばしたまま、体を斜め前に倒します。小さな歩幅で、素早く地面を蹴ります
・よくあるミス:姿勢が高くなる/脚が曲がってしまう/歩幅が大きすぎる/途中で止まってしまう
・攻略のコツ:足を止めず、一定のペースで押し続けることが大切です。日頃の筋力トレーニングの成果が出やすい種目です。
【種目3 スレッドプル(50m)】
ロープを手繰り寄せて、重いソリを引きます。
・必要な力:広背筋の引く力、握力と前腕の持久力、下半身で踏ん張る力、体幹の安定性
・補強におすすめ:デッドリフト、ベントオーバーロウ、シーテッドロウ、懸垂(プルアップ)、ファーマーズキャリー
・フォーム:足を広めに開いて重心を低く。ロープは体に近づけ、一歩ごとに体を後方へ倒します
・よくあるミス:腕だけで引く/姿勢が高くなりすぎる/足の踏ん張りが弱い/ロープを握り込みすぎる
・攻略のコツ:腕だけで引くのをやめ、下半身と体幹を使って、全身でロープを引きます。
【種目4 バーピーブロードジャンプ(80m)】
全身を連動させて、素早く動作をくり返す種目です。
・必要な力:全身の筋持久力、瞬発力、心肺持久力、体幹の安定性、股関節の可動性
・フォーム:胸を床につけ、深くしゃがみ、立ち上がりは素早く。ジャンプで、しっかり体を伸ばします
・よくあるミス:胸が床につかない/しゃがみが浅い/立ち上がりが遅い/ジャンプが低い/呼吸を止めてしまう
・攻略のコツ:無駄な動作を減らし、スピードとリズムを意識します。最初から最後まで、力が落ちないようにコントロールしましょう。
【種目5 ローイング(1,000m)】
全身を使って、リズムよくこぎます。持久力と心肺機能を高める種目です。
・必要な力:全身の持久力、背中・体幹の筋持久力、下半身のパワー、ペース配分
・動作の流れ:キャッチ→ドライブ(脚)→ドライブ(体幹・背中・腕)→リカバリー
・フォーム:背筋をまっすぐに保つ。脚で蹴ってから上体を倒し、腕は最後に引きます
・よくあるミス:腕だけで引く/背中が丸まって猫背になる/リカバリーで戻りすぎる/リズムがバラバラになる
・攻略のコツ:前半のペース配分が重要です。最初から飛ばすと、後半に失速します。一定のリズムを保って、全身で効率よくこぎましょう。
【種目6 ファーマーズキャリー(200m)】
重いケトルベルを持って、200mを歩き切ります。
・必要な力:全身の筋持久力、グリップ力(握力)、体幹の安定性、姿勢を保つ力
・動作の流れ:ピックアップ→スタートポジション→キャリー(歩行)→ゴール
・フォーム:視線は真っ直ぐ前に。肩は下げてリラックスし、胸を張って体幹を固めます。ケトルベルは体に近づけます
・よくあるミス:肩をすくめてしまう/体幹が抜けて姿勢が崩れる/ケトルベルが体から離れる/歩幅が不安定になる
・攻略のコツ:姿勢を崩さず、一定のリズムで歩き切ることです。
【種目7 サンドバッグランジ(100m)】
サンドバッグを肩に担いで、ランジをくり返し、100mを進みます。
・必要な力:下半身の筋持久力、体幹の安定性、バランス力、股関節の可動性
・動作の流れ:スタートポジション→ランジで沈み込む→立ち上がる→左右交互にくり返して前進
・フォーム:上体を真っ直ぐに保つ。前足の膝はつま先と同じ向きにし、後ろの膝は地面に近づけます
・よくあるミス:上体が前に倒れる/膝が内側に入る/歩幅が不揃い/後ろ足で蹴ってしまう
・攻略のコツ:重さに負けず、正しい姿勢で一定のリズムを保つこと。無駄な上下動を減らすと、効率よく進めます。
【種目8 ウォールボール(100回)】
ボールを壁のターゲットに投げる動作を、100回くり返します。
・必要な力:下半身の瞬発力・持久力、体幹の安定性、心肺持久力、リズム維持能力
・動作の流れ:スタート→スクワット→立ち上がり→ボールを投げる→キャッチ
・フォーム:ターゲットはボールの中心に投げる。背中はまっすぐ保ち、かかとで地面を押します
・よくあるミス:しゃがみが浅い/投げる力が弱く、ボールが低い/体幹が不安定で後ろに反る/リズムが速すぎてフォームが崩れる
・攻略のコツ:深くしゃがみ、反動を使って力強く投げます。一定のリズムで、100回をこなしましょう。最後の種目なので、疲れていてもフォームを保てるかが決め手です。

■3 ハイロックス トレーニングの筋トレの考え方
【ハイロックス トレーニングは、種目の練習だけでは足りない】
「ウォールボールを強くしたいから、ウォールボールを練習する」。これは、自然な考え方です。ただ、種目のくり返しだけでは、弱点が残る可能性があります。
そのため、まずは基礎筋力を作ります。そこから、動作能力、筋持久力、競技動作の順に進めるのが、おすすめの順番です。
【ハイロックス トレーニングの筋トレは、4段階で考える】

1. 基礎筋力:最大筋力、筋肥大、安定性
2. 動作能力:持久力、心肺機能、協調性、柔軟性
3. 筋持久力:中〜高回数、サーキット、インターバル
4. 競技動作:ハイロックスの8種目そのもの
下の段階が土台になり、その上に、競技動作が乗るイメージです。
【ハイロックス トレーニングの土台を作る8種目】

基礎筋力を作るために、次の8種目をおすすめします。
1. スクワット
2. デッドリフト
3. ブルガリアンスクワット
4. ヒップスラスト
5. ラットプルダウン
6. ロウ
7. ショルダープレス
8. ファーマーズキャリー
下半身は、スレッドやランジ、ウォールボールに役立ちます。引く動作は、スキーエルゴ、ローイング、スレッドプルに役立ちます。
【筋トレの頻度の目安】
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、筋力トレーニングは、週2〜3日が目安とされています。ハイロックスを目指す場合も、まずはこの頻度から始めるのが、安心です。
【安全に続けるための注意】
e-ヘルスネットの筋力トレーニングの情報シートでは、負荷を少しずつ上げることや、息をこらえないことが、大切とされています。重い種目ほど、フォームと呼吸を、大切にしてください。
■4 ハイロックス トレーニングの有酸素とランの考え方
【ハイロックス トレーニングで走る力が必要な理由】
ハイロックスでは、合計8kmを走ります。しかも、ワークアウトで疲れた状態で、走り続けます。そのため、ランニング能力、つまり心肺持久力が欠かせません。
【走るだけ、でも足りない】
一方で、走るだけでも、足りません。スレッドやファーマーズキャリーは、筋力と筋持久力がないと、ペースが大きく落ちます。そのため、ランと筋トレの両方を、バランスよく進めましょう。
【ランと筋トレの順番は、目的で決める】
ここからは、飯嶋の考えです。
筋トレの精度を上げたい日は、先に筋トレをします。また、走る力を高めたい日は、先にランをします。目的に合わせて、順番を決めるのが、いいと思っています。有酸素運動と筋トレの順番については、別の記事でも、くわしくお話ししています。
【ラン+種目を組み合わせる練習】
レースは、ランとワークアウトの連続です。そのため、練習の後半では、「ラン → ワークアウト → ラン」の形を、取り入れます。
たとえば、短いランのあとに、スレッドやランジを行い、すぐにまた走ります。こうして、「疲れていてもできる」状態を作っていきます。
■5 ハイロックス トレーニングのステップと1週間の例
【筋トレを、ハイロックスへ変換する4ステップ】

STEP1 筋力を作る:スクワット、デッドリフト、ロウ、プレス
STEP2 筋持久力を作る:中〜高回数、サーキット、インターバル
STEP3 ランニングと組み合わせる:ラン → ワークアウト → ラン
STEP4 疲労状態で、フォームを維持する
ハイロックスで大切なのは、「できる」ことではなく、「疲れていてもできる」ことです。
【ハイロックス トレーニングの1週間の例(目安)】
ここからの表は、飯嶋が考えた目安です。決まりではありません。体調や経験に合わせて、調整してください。
【ハイロックス トレーニングの進め方のコツ】
最初から、全部をやろうとしないでください。たとえば、まずは筋トレ週2〜3日と、ランを少しから始めます。その後、慣れてきたら、組み合わせ練習を足していきます。
■6 ハイロックス トレーニングを支える体づくりと回復
【ハイロックス トレーニングは、回復までが練習】
練習量が増えると、疲れがたまりやすくなります。そのため、睡眠と食事で、しっかり回復することが大切です。
【食事とたんぱく質】
たんぱく質は、体をつくる材料です。食事で足りない日は、補助として少し足す方法もあります。
【筋肉痛との付き合い方】
練習の翌日は、筋肉痛が出ることがあります。僕は、いつも通り動けるかどうかを、ひとつの目安にしています。
【体調に不安がある方は】
持病のある方、運動に不安のある方、ケガをしている方は、無理をしないでください。まず、医師に相談してから、始めましょう。
■よくある質問
Q1. ハイロックス トレーニングは、何から始めればいいですか?
A. まずは、基礎筋力を作る筋トレと、ランを少しから始めましょう。そのあとで、種目の練習と、組み合わせ練習を足していきます。
Q2. ハイロックスは、全部で何種目ですか?
A. 8種目です。1kmのランのあとに、ワークアウトが1つずつ入ります。ランは、合計8kmです。
Q3. 重さは、みんな同じですか?
A. 部門によって変わります。出場する大会の公式情報で、確認してください。
Q4. 筋トレだけでも、準備できますか?
A. 筋トレだけでは、8kmのランに対応しにくくなります。ランと筋トレの両方が、必要です。
Q5. 初心者でも、出られますか?
A. オープンやリレーなどの部門があります。リレーは、初心者向きの部門と紹介されています。
■まとめ

・ハイロックスは、1kmランと8種目を、交互にくり返す競技です
・必要なのは、ラン、最大筋力、筋持久力、動作効率、疲労耐性の5つです
・種目の練習の前に、基礎筋力を作りましょう
・最後に、ラン+種目の組み合わせで、「疲れていてもできる」状態を作ります
・睡眠と食事で回復することも、練習のうちです
ハイロックスに向けた体づくりで迷うことがあれば、いつでもご相談ください。
体験・見学のご相談も、お気軽にどうぞ。
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⑤ 【参考にした情報】
- Red Bull Japan「HYROXの重量ガイド」(部門別の重量): https://www.redbull.com/jp-ja/hyrox-weights-overview
- Red Bull「What is HYROX」(大会形式・部門): https://www.redbull.com/int-en/what-is-hyrox-guide
- Red Bull Japan「HYROXのエクササイズステーション ガイド」(種目・距離): https://www.redbull.com/jp-ja/hyrox-exercise-stations-guide
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(概要)」(筋トレ週2〜3日): https://www.mhlw.go.jp/content/001204942.pdf
- e-ヘルスネット「筋力トレーニング」情報シート: https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/exercise/s-00-005.html


