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2026.09.12 / 更新日:2026/09/12
【50代女性 筋トレ 効果 いつから】身体が変わるまで何か月?

50代女性が筋トレを始めて身体が変わるまでどれくらい?
「筋トレを始めたら、いつ頃から身体が変わりますか?」
50代女性からすると、とても気になるところだと思います。
せっかく運動を始めるなら、
お腹をすっきりさせたい。
姿勢をきれいにしたい。
昔着ていた服をもう一度着たい。
疲れにくい身体になりたい。
そんな変化を実感したいですよね。
結論からいうと、
「何週間で必ず変わる」と一律には言えません。
現在の体力や筋肉量、運動経験、食事、睡眠、トレーニング内容などによって個人差があるからです。
ただ、筋トレ初心者の方なら、
最初の1か月は「身体を動かすことに慣れる期間」
2〜3か月は「変化を実感し始める期間」
3〜6か月は「見た目にも変化が現れやすくなる期間」
というイメージを持つと分かりやすいでしょう。
大切なのは、
最初の1か月で体重が変わらないからといって、筋トレをやめないこと。
身体は、体重計に現れる変化だけがすべてではありません。
最初の1か月|まず「動き」が変わり始める
筋トレを始めると、
「1か月で筋肉がたくさん増える」
と期待する方もいるかもしれません。
しかし、筋トレを始めたばかりの時期には、身体がトレーニングという刺激に慣れていく過程があります。
例えば、
最初はスクワット5回で疲れていたのに10回できる。
トレーニング中にふらつきにくくなる。
以前よりフォームを作りやすくなる。
階段が少し楽になる。
などです。
こうした変化は、
体重計では分かりません。
でも、身体が変わっていくうえでは非常に大切な変化です。
私は最初の1か月ほどは、
「何kg痩せた?」
より、
「何ができるようになった?」
を見てほしいと思っています。
2〜3か月|「あれ?少し違うかも」が出てくる時期
筋トレを継続していくと、
2〜3か月あたりから、
「最近、階段が楽になった」
「前より疲れにくい」
「姿勢を意識しやすくなった」
「パンツの履き心地が少し違う」
など、本人が変化を感じ始めることがあります。
もちろん、全員が3か月で同じ変化をするわけではありません。
ただ、
週2回程度の筋トレを継続し、食事や睡眠も整えていく
という生活を数か月積み重ねれば、身体の変化を確認するには一つの良いタイミングです。
だから私は、
50代女性が筋トレを始めるなら、
まず3か月
を一つの区切りとして考えることをおすすめします。
3週間ではなく3か月。
ここがポイントです。
3〜6か月|見た目の変化も確認しやすくなる
筋トレを継続しながら、食事や日常活動も整ってくると、
3〜6か月程度で見た目の変化を感じる方もいます。
例えば、
背中のライン。
お尻。
脚。
ウエスト周辺。
立ったときの印象。
服を着たときのシルエット。
などです。
ただし、
筋トレをしている=自動的に体脂肪が減る
わけではありません。
「身体を引き締めたい」という目的なら、
筋トレ。
食事。
ウォーキングなどの日常活動。
睡眠。
といった生活全体を考える必要があります。
週2回ジムへ行っていても、残りの時間をほとんど座って過ごしている場合と、日常的によく歩く場合では身体活動量も違います。
身体づくりは、
ジムにいる60分だけではなく、それ以外の生活も含めて考える。
これが重要です。
50代女性は「体重」だけを見ないでほしい
筋トレを始めた女性が挫折しやすいポイントがあります。
それが、
体重です。
1か月頑張った。
でも、
「体重が500gしか減ってない……」
そして、
「私には筋トレが合わない」
と思ってしまう。
これは非常にもったいないと思います。
身体の変化を見るなら、
体重だけではなく、
ウエスト
写真
服のサイズ・着心地
筋力
歩きやすさ
階段
姿勢
疲れやすさ
なども記録してみてください。
例えば体重がほとんど変わっていなくても、
「以前よりスッキリして見える」
ということもあります。
毎日の数字だけに一喜一憂するのではなく、
1か月ごとに身体全体を比較する
くらいの感覚を持ってみてください。
「ぽっこりお腹」は腹筋だけでは変わらない
40代・50代女性から多い悩みが、
「お腹をすっきりさせたい」
というものです。
そこで、
腹筋100回。
プランク。
お腹のトレーニング。
だけを毎日頑張る方もいます。
しかし、お腹周辺の見た目には体脂肪だけでなく、姿勢や身体の使い方など複数の要素が関係します。
そのため、
「ぽっこりお腹=腹筋が弱い」
と単純に考えないことが大切です。
脚。
お尻。
背中。
胸。
コア。
などを含め、全身をトレーニングする。
さらに日常的に歩く。
食事を整える。
こうした身体づくりを数か月続けていきます。
50代女性なら週何回筋トレすればいい?
運動初心者なら、
まず週2回程度
から始める方法があります。
例えば、
火曜日:筋トレ
土曜日:筋トレ
のように、間に休養日を入れます。
筋トレをしない日は、
10〜30分程度歩く。
買い物へ歩いて行く。
階段を使う。
軽く身体を動かす。
という方法もあります。
重要なのは、
最初の2週間だけ週4回頑張って、その後0回になることではありません。
週2回を3か月。
こちらのほうが身体づくりでは重要です。
厚生労働省も成人に対し、筋力トレーニングを週2〜3日行うことを推奨しています。
身体を変えたいなら「食べない」はおすすめしない
50代女性で身体を引き締めたい場合、
「食事を減らさなきゃ」
と考える方も多いと思います。
しかし、
朝食を抜く。
昼食はサラダだけ。
夕食は炭水化物なし。
というような極端な方法を続けることはおすすめしません。
筋トレをする身体には、
たんぱく質。
炭水化物。
脂質。
ビタミン。
ミネラル。
水分。
などが必要です。
特に、
体重を減らすことだけではなく、筋肉を維持しながら健康的に身体を整える
という視点を持つことが大切です。
肉・魚・卵・大豆製品などからたんぱく質を摂り、ご飯などの主食、野菜なども組み合わせながら食事全体を整えていきましょう。
変化が出ないときは「努力不足」ではなく方法を見直す
3か月続けた。
でも思ったような変化がない。
そんなとき、
「もっと頑張らないと」
と考える前に、一度内容を確認してみましょう。
例えば、
負荷がずっと同じ。
フォームが崩れている。
トレーニング量が極端に少ない。
食事量が目的と合っていない。
普段ほとんど歩かない。
睡眠時間が不足している。
こうした可能性があります。
さらに、
スクワットをしているけれど前ももばかり疲れる。
お尻を鍛えているつもりなのに腰が疲れる。
腹筋をすると首ばかり疲れる。
という場合は、
「種目をやっている=狙った身体の使い方ができている」
とは限りません。
だから、
頑張る量を増やす前に、
今やっている方法が自分に合っているか
を確認することも重要です。
50代女性は「若い頃と同じ身体」を目指さなくてもいい
私は、ここも大切だと思っています。
20代の頃は細かった。
30代の頃はもっと体重が軽かった。
その数字へ戻らなければいけない。
そう思ってしまう女性もいるかもしれません。
でも、
50代の身体づくりには、50代だからこその目標があっていい。
例えば、
体重は以前より少し重くても、
姿勢がきれい。
筋肉がある。
疲れにくい。
好きな服が似合う。
旅行へ行って一日歩ける。
階段を楽に上れる。
そんな身体も素敵だと思います。
目指したいのは、
「20代の体重へ戻ること」だけではなく、「これからの自分が好きになれる身体を作ること」。
筋トレは、そのための一つの方法です。
YAMATO355では3か月間「体重だけ」を追いません
名古屋・伏見のYAMATO355で、私、田中(ボディメンター)が40代・50代女性の身体づくりをサポートするときも、
「まず3kg痩せましょう」
だけでは考えません。
最初に、
姿勢。
呼吸。
体幹。
股関節。
足首。
スクワット。
左右差。
歩き方。
などを確認します。
そして、
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価。
例えば、
最初はスクワットでふらついていた。
1か月後には安定してきた。
階段が楽になった。
以前より歩ける。
トレーニング重量が上がった。
こうした変化も身体づくりの成果です。
さらに、
体重。
ウエスト。
写真。
服の着心地。
なども組み合わせて確認すれば、
「数字には出ていないけど、ちゃんと身体は変わっている」
ことに気づける場合があります。
お客様を「3か月ダイエット」という型に当てはめるのではなく、
その方がどう変わりたいのかを一緒に確認しながら進める。
これがボディメンターとして大切にしている考え方です。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省は成人に対して、筋力トレーニングを週2〜3日行うことを推奨しています。また、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上行うことなども目安として示しています。
重要なのは、
最初から完璧な運動量を達成することではなく、今より少しでも多く身体を動かすこと。
運動習慣がなかった50代女性なら、まず週1〜2回から始め、身体の状態を見ながら増やしていく方法もあります。
よくある質問
Q. 50代女性は筋トレを始めて1か月で見た目が変わりますか?
変化には個人差があります。1か月では大きな見た目の変化より、動きや筋力、運動への慣れなどを感じる場合があります。写真やウエスト、服の着心地なども記録してみましょう。
Q. 3か月筋トレすれば痩せますか?
筋トレを3か月行えば必ず痩せるとは言えません。体脂肪を減らしたい場合は、筋トレだけでなく食事や日常の身体活動なども関係します。
Q. 50代女性は週何回筋トレすればいいですか?
公的な目安は週2〜3日です。ただし運動経験がない場合は週1〜2回程度から始め、体力や回復状態を見ながら調整する方法があります。
Q. 50代から筋トレしても身体は変わりますか?
50代からでも筋力トレーニングを始める意味は十分あります。年齢だけで諦めず、現在の身体に合った運動を継続することが重要です。
まとめ|50代女性の身体づくりは「まず3か月」を目安に
50代女性が筋トレを始めたら、
1か月目:身体を動かすことに慣れる
↓
2〜3か月目:筋力や日常動作の変化を感じ始める
↓
3〜6か月:見た目の変化も確認していく
というイメージを一つの目安にしてみてください。
ただし、
3か月で必ずウエスト−○cm
という意味ではありません。
年齢。
運動経験。
食事。
睡眠。
トレーニング内容。
日常活動。
によって変化のスピードは違います。
だからこそ、
体重だけを見るのではなく、
「何ができるようになった?」
も見てください。
階段が楽になった。
疲れにくくなった。
スクワットが安定した。
姿勢を意識しやすくなった。
好きな服を着たときの印象が変わった。
それも立派な身体の変化です。
50代からの筋トレは、
若い頃へ戻るためだけのものではありません。
60代、70代になっても、
好きな服を着る。
旅行を楽しむ。
自分の足で歩く。
そして鏡を見たときに、
「今の自分もいいな」
と思える身体をつくる。
そのために、まずは焦らず3か月続けてみてください。
YAMATO355 田中(ボディメンター)
2026.09.11 / 更新日:2026/09/11
【コアが強い人の特徴】40代・50代女性におすすめの鍛え方

コアが強い人の特徴とは?40代・50代女性が知っておきたいこと
「最近、お腹まわりが気になる」
「昔より姿勢が崩れやすくなった」
「長時間立っていると腰が疲れる」
「体幹を鍛えたほうがいいと言われた」
40代・50代の女性から、こうした相談をいただくことがあります。
そこでよく出てくる言葉が、
「コア」や「体幹」
です。
では、
コアが強い人とは、腹筋が割れている人でしょうか?
プランクを3分できる人?
お腹に力を入れ続けられる人?
私は、それだけではないと考えています。
コアが強い身体とは、
必要なときに身体の中心を安定させながら、手足をスムーズに動かせる身体
と考えると分かりやすいです。
つまり、
「固い身体」ではなく「安定しながら動ける身体」。
今回は40代・50代女性に向けて、コアが強い人の特徴と、自宅でも始められる鍛え方を解説します。
そもそも「コア」ってどこの筋肉?
「コア=腹筋」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、身体の中心を安定させる働きには複数の筋肉が関わっています。
代表的なものとして、
横隔膜
腹横筋
多裂筋
骨盤底筋群
などがあります。
横隔膜は呼吸。
腹横筋はお腹を包むように位置する筋肉。
多裂筋は背骨周辺の安定。
骨盤底筋群は骨盤の下側から支える役割を担います。
これらはバラバラに働くのではなく、呼吸や腹圧などを通じて協調しながら身体の安定に関わります。
だからコアトレーニングは、
腹筋を100回することだけではありません。
呼吸できる。
身体を支えられる。
手足を動かせる。
この連携を作っていくことが重要です。
コアが強い人の特徴①
姿勢を無理なく保てる
一つ目は、
姿勢を必要以上に頑張らなくても保ちやすいこと。
「姿勢を良くしてください」
と言われた瞬間、
胸を張る。
肩を後ろへ引く。
腰を反る。
お腹を強くへこませる。
こんな姿勢になっていませんか?
一見するときれいに見えても、身体を必要以上に固めている可能性があります。
コアがうまく機能している身体では、
ガチガチに力を入れ続けなくても、身体の中心を保ちやすくなります。
立っているとすぐ腰が疲れる。
気づくと反り腰になる。
座っていると身体が崩れる。
そんな方は、単純に「背筋を伸ばす」だけでなく、呼吸や体幹の使い方も確認してみましょう。
コアが強い人の特徴②
手足を動かしても身体が大きくブレにくい
コアの役割が分かりやすく出るのが、
手足を動かしたときです。
例えば歩くとき。
右脚を前へ出す。
左脚を前へ出す。
腕を振る。
階段を上る。
荷物を持つ。
こうした動作では、手足だけが動いているわけではありません。
身体の中心がある程度安定しているからこそ、手足を動かしやすくなります。
そのため私は、
「プランクを何秒できる?」
だけでコアの強さを判断しないようにしています。
大切なのは、
コアを使いながら動けるか。
です。
コアが強い人の特徴③
呼吸を止めずに力を出せる
これも重要です。
筋トレをすると、
「お腹に力を入れて!」
と言われることがあります。
すると、
息を止めて、お腹をガチガチに固める
方がいます。
もちろん、重いものを扱う場面などでは適切な腹圧が必要です。
しかし日常生活のすべてで、息を止めて身体を固めるわけにはいきません。
呼吸に関わる横隔膜は、体幹の安定にも関係します。
だから、
呼吸と安定は別々ではありません。
40代・50代女性のコアトレーニングでは、
「どれだけ腹筋を追い込めるか」
だけではなく、
呼吸しながら身体をコントロールできるか
も大切にしてみてください。
コアが強い人の特徴
④ 片脚でも安定しやすい
コアの状態を見る簡単な方法の一つが、
片脚立ちです。
安全のため壁や椅子の近くで、片脚を少しだけ浮かせてみてください。
右は安定するけど左はふらつく。
骨盤が横へ大きく動く。
身体を傾けないと立てない。
こうした左右差が出ることがあります。
片脚立ちはコアだけのテストではありません。
足部・足首・股関節など、さまざまな要素が関係します。
だからこそ、
身体全体がどう連動しているか
を見るヒントになります。
コアが強い人の特徴⑤
「お腹だけ」に力を入れていない
40代・50代女性で多いのが、
「ぽっこりお腹が気になるから腹筋を鍛えたい」
という悩みです。
もちろん腹部のトレーニングは選択肢になります。
ただ、
お腹だけを鍛えれば姿勢や体型の悩みがすべて解決するわけではありません。
例えば、
呼吸。
肋骨。
骨盤。
股関節。
背骨。
肩甲骨。
こうした部分も身体の動きに関係します。
「お腹をへこませたい」
という目的から始まったとしても、
身体全体を見ること。
これが40代・50代からの身体づくりでは大切だと思います。
では、コアをどう鍛える?
ここからは、自宅でも始めやすい方法を紹介します。
ポイントは、
いきなりプランク1分から始めないこと。
まず身体の中心を感じるところから始めます。
① まずは「呼吸」から
仰向けになり、膝を曲げます。
楽な姿勢を作ったら、
鼻からゆっくり息を吸う。
口からゆっくり吐く。
これを繰り返します。
このとき、
胸だけを大きく持ち上げるのではなく、
お腹や脇腹、背中側まで呼吸が広がっていく感覚を探します。
息を吐くときは、
お腹を無理やりへこませすぎないこと。
まずは5呼吸程度。
「筋トレしている感じがしない」
かもしれません。
しかし、コアトレーニングの土台として呼吸を確認することは大切です。
② デッドバグで手足を動かす
次におすすめなのが、
デッドバグ
というエクササイズです。
仰向けになり、膝を曲げます。
まずは片脚を少し浮かせる。
戻す。
反対側を浮かせる。
これだけでも構いません。
慣れてきたら手の動きも組み合わせます。
ポイントは、
手足を動かしたときに腰や骨盤が大きく動かないこと。
そして、
呼吸を止めないこと。
5〜10回程度から始めてみましょう。
回数よりも、
「身体の中心を保ったまま脚を動かせたか?」
を確認してください。
③ バードドッグで四つ這いの安定性を作る
次は、
バードドッグ。
四つ這いになり、
片手を少し前へ。
戻す。
反対の手。
慣れてきたら片脚を後ろへ伸ばします。
さらに安定してきたら、
右手+左脚。
左手+右脚。
と対角線で動かします。
このとき、
骨盤が大きく傾かない。
腰を必要以上に反らない。
身体が左右へ揺れすぎない。
ことを意識します。
これも、
「体幹を固める練習」ではなく、「体幹を安定させながら手足を動かす練習」
と考えてみてください。
④ 最後にプランク
ここまでできたら、
プランク
も選択肢になります。
ただし、
「1分耐える!」
必要はありません。
初心者なら、
10〜20秒程度
からでも十分です。
お尻が上がりすぎていないか。
腰が大きく反っていないか。
肩へ力が入りすぎていないか。
呼吸できているか。
を確認します。
20秒きれいにできるなら、休んでもう一度。
長時間耐えるより、身体をコントロールできる時間だけ行う。
私はこの考え方をおすすめしています。
40代・50代女性なら週2〜3回から
例えば、
呼吸:5呼吸
デッドバグ:左右5〜10回
バードドッグ:左右5〜10回
プランク:10〜20秒×2回
これだけなら、長時間のトレーニングは必要ありません。
最初は10分程度でも構いません。
週2〜3回程度から始めて、
慣れてきたらスクワットなどの全身運動へつなげます。
重要なのは、
「コアの日」を作って腹筋だけを鍛え続けることではありません。
スクワット。
ウォーキング。
階段。
荷物を持つ。
こうした動作の中で身体の中心を安定させられるようになることが、本来の目的です。
「ぽっこりお腹=コアが弱い」とは限らない
ここは40代・50代女性に特に知っておいてほしいところです。
お腹が出てきたから、
「腹筋が弱くなった」
とは一概に言えません。
体脂肪。
食生活。
活動量。
姿勢。
呼吸。
加齢に伴う身体組成の変化。
女性では更年期前後の変化など、さまざまな要因が関係します。
そのため、
ぽっこりお腹→腹筋100回
という単純な考え方ではなく、
身体全体と生活習慣を確認することが重要です。
コアトレーニングは大切ですが、
「コアを鍛えれば部分的にお腹の脂肪だけが落ちる」
というものでもありません。
YAMATO355では「コアが弱いですね」で終わらせません
名古屋・伏見のYAMATO355で、私、田中(ボディメンター)が40代・50代女性のお客様を見る場合も、
「体幹が弱いのでプランクをしましょう」
だけでは終わらせません。
まず、
姿勢。
呼吸。
肋骨。
骨盤。
股関節。
足首。
肩甲骨。
左右差。
片脚立ち。
スクワット。
歩き方。
などを確認します。
例えば、
プランクが苦手だった。
だから腹筋が弱い。
と決めるのではなく、
「なぜ身体を安定させにくいのか?」
を考えます。
呼吸へのアプローチをして、もう一度動く。
股関節を整えて、もう一度スクワットする。
体幹を使ったあとに、もう一度片脚立ちをする。
そこで身体がどう変わったかを確認します。
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価。
この「身体の答え合わせ」を大切にしています。
お客様をトレーニングメニューに当てはめるのではなく、
その方の身体に必要な方法を一緒に探していく。
40代・50代からの身体づくりでは、この考え方がとても重要だと思っています。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人について、筋力トレーニングを週2〜3日行うことが推奨されています。また、歩行または同等以上の身体活動を1日60分以上、息が弾み汗をかく程度以上の運動を週60分以上行うことも目安として示されています。重要なのは個人差を踏まえて強度や量を調整し、「今よりも少しでも多く身体を動かす」ことです。
WHOも成人に対し、主要な筋群を使う筋力トレーニングを週2日以上行うことを推奨しています。つまり、コアだけを毎日追い込むより、脚・背中・胸なども含めた全身の筋力トレーニングの中にコアトレーニングを取り入れると考えるとよいでしょう。
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
よくある質問
Q. コアを鍛えるとお腹はへこみますか?
コアトレーニングだけでお腹の脂肪を部分的に落とすことは期待できません。ただし、体幹を使いやすくしたり、姿勢や動作を整えたりするためのトレーニングとして役立ちます。体型改善が目的なら、食事・日常活動・全身の筋トレも組み合わせましょう。
Q. 50代女性でもプランクをして大丈夫ですか?
体力や身体の状態に合っていれば選択肢になります。ただ、最初から長時間行う必要はありません。10〜20秒程度から始め、腰や肩に痛みが出る場合は中止してください。
Q. コアトレーニングは毎日必要ですか?
毎日行わなければ効果がないわけではありません。まず週2〜3回程度から始め、ウォーキングや全身の筋トレなどと組み合わせてみましょう。
Q. 腰痛がある場合もコアを鍛えたほうがいいですか?
腰痛にはさまざまな原因があります。「腰痛=コアが弱い」と自己判断して強い運動を行うのはおすすめしません。痛みが強い、しびれがある、症状が続く場合などは医療機関へ相談してください。
まとめ|コアが強い人は「腹筋が強い人」ではなく「安定しながら動ける人」
コアが強い人の特徴をまとめると、
① 無理なく姿勢を保ちやすい
② 手足を動かしても身体が大きくブレにくい
③ 呼吸しながら力を出せる
④ 片脚でも身体を安定させやすい
⑤ お腹だけではなく全身を連動させて動ける
という特徴があります。
だから40代・50代女性のコアトレーニングも、
腹筋を100回する必要はありません。
まず、
呼吸 → デッドバグ → バードドッグ → プランク
というように、簡単な運動から始めてみてください。
そして最終的には、
立つ。
歩く。
しゃがむ。
階段を上る。
荷物を持つ。
旅行へ行く。
こうした日常生活の中で、
「身体の中心が安定しているから、手足を楽に動かせる」
という状態を目指します。
40代・50代からの身体づくりは、
「お腹を細くするためだけの腹筋」から、
これから10年、20年を快適に動くためのコアづくり
へ。
私はそんな考え方でトレーニングを始めてほしいと思っています。
YAMATO355 田中(ボディメンター)
2026.09.10 / 更新日:2026/09/10
【筋トレ後 食事】食べるべきもの・避けたいもの|初心者向け

筋トレ後に食べるべきもの/避けるべきもの
「筋トレ後はプロテインだけ飲めばいい?」
「せっかく運動したから、食べないほうが痩せる?」
「夜にトレーニングしたら夕食は抜いたほうがいい?」
パーソナルトレーニングをしていると、こうした食事についての質問はよくあります。
筋トレというと、
トレーニング内容ばかりに意識が向きやすい
のですが、身体づくりはトレーニングだけで完結するものではありません。
運動する。
食べる。
休む。
眠る。
このサイクルまで含めて身体づくりです。
特に50代・60代から筋トレを始める方には、
「運動したから食べない」ではなく、「運動した身体に何を補給するか」
という考え方を持ってほしいと思っています。
今回は、筋トレ後に食べたいものと、反対に避けたい食べ方について分かりやすく解説します。
筋トレ後に食べたい①
たんぱく質
まず意識したいのが、
たんぱく質です。
筋肉はたんぱく質だけでできているわけではありませんが、筋たんぱく質の材料となるアミノ酸を食事から確保することは重要です。
例えば、
鶏肉。
魚。
卵。
牛・豚の赤身肉。
大豆・豆腐・納豆。
牛乳・ヨーグルトなどの乳製品。
などがあります。
「筋トレ=プロテイン」
と思われがちですが、プロテインはあくまでたんぱく質を補給するための選択肢の一つです。
食事が取れるのであれば、
肉・魚・卵・大豆製品などを含めた食事
から摂ることもできます。
反対に、
仕事が忙しくて食事まで時間が空いてしまう。
トレーニング後すぐには食欲がない。
という場合には、プロテインなどを利用する方法もあります。
筋トレ後に食べたい②
炭水化物
もう一つ忘れてほしくないのが、
炭水化物です。
「身体を引き締めたいから、ご飯は抜きます」
という方もいます。
しかし炭水化物は、身体を動かすための重要なエネルギー源です。
筋トレ後なら、
ご飯。
おにぎり。
パン。
麺。
じゃがいも・さつまいも。
果物。
などを、目的や食事全体の量に合わせて取り入れます。
特に運動量が多い方が、
「筋トレしたのにたんぱく質だけ」
となっている場合は、食事全体を一度確認したほうがいいでしょう。
筋肉の材料だけではなく、身体を動かすためのエネルギーも考える。
これがポイントです。
筋トレ後に食べたい③
水分
意外と忘れられるのが、
水分補給です。
筋トレ中は汗を大量にかいている感覚がなくても、水分を失っています。
トレーニング後だけ一気に飲むのではなく、
運動前・運動中・運動後
と分けて補給することをおすすめします。
大量に汗をかいた場合は、水分だけでなく電解質の補給も状況に応じて考えます。
特に暑い時期や長時間運動する場合は、
「喉が渇いてから飲む」
だけに頼らず、こまめな補給を意識しましょう。
筋トレ後に意識したい④
腸内環境を支える食品
身体づくりを考えるなら、
たんぱく質だけで食事を終わらせないこと
も大切です。
例えば、
野菜。
海藻。
きのこ。
豆類。
果物。
発酵食品。
なども普段の食事へ取り入れていきます。
食物繊維を摂れる食品として、
オクラ。
長芋。
きのこ。
海藻。
豆類。
などがあります。
発酵食品なら、
納豆。
ヨーグルト。
キムチなど。
「筋肉をつける食事」と聞くと、
鶏胸肉+プロテイン
だけになりがちですが、健康的な身体づくりでは食事全体のバランスを見ることが重要です。
50代・60代なら特に、
筋肉だけではなく、これから長く健康を維持するための食事
という視点を持ってほしいと思います。
では、筋トレ後に避けたいものは?
ここで大切なのは、
「絶対に食べてはいけない食品」を作らないことです。
筋トレ後に唐揚げを食べたら筋トレが無駄になる。
ラーメンを食べたら筋肉がつかない。
甘いものを食べたら脂肪になる。
そんな単純な話ではありません。
私が注意してほしいのは、
特定の食品そのものより、
筋トレした安心感から食生活全体が崩れてしまうこと
です。
避けたい①
「運動したから好きなだけ食べる」
これは非常によくあります。
「今日は筋トレしたから大丈夫」
と、
揚げ物。
ラーメン。
お菓子。
大量のアルコール。
などをいつも以上に摂ってしまう。
身体を引き締めたい方の場合、
トレーニングをしたからといって、摂取量を気にしなくてよくなるわけではありません。
一回の筋トレで消費するエネルギーを過大評価しないことも大切です。
運動は“たくさん食べるための免罪符”ではありません。
避けたい②
「痩せたいから何も食べない」
逆のパターンもあります。
「せっかく脂肪を燃やしたから、このまま夕食を抜こう」
という考え方です。
例えば仕事帰りに筋トレをして、
そのまま何も食べず寝る。
これが習慣になっている場合は、見直す余地があります。
身体づくりには、
運動。
栄養。
回復。
のすべてが必要です。
特に50代・60代で、
体重だけ落とすのではなく筋肉を維持しながら身体を整えたい
のであれば、極端な食事制限に走らないことが大切です。
避けたい③
筋トレ後の大量のお酒
トレーニング後の一杯を楽しみにしている方もいると思います。
ただし、
「筋トレしたから今日はたくさん飲んでいい」
とは考えないほうがいいでしょう。
アルコールを多量に摂取すると、睡眠や水分補給、食事内容などにも影響しやすくなります。
また、お酒と一緒に、
唐揚げ。
ポテト。
締めのラーメン。
などが増えれば、食事全体も変わります。
健康づくりが目的なら、
筋トレだけではなく、その日の夜をどう過ごしたか
まで見ていきましょう。
「筋トレ後30分以内にプロテイン」は絶対?
昔からよく聞くのが、
「筋トレ後30分がゴールデンタイム」
という話です。
「30分を過ぎたら筋肉がつかないのでは?」
と焦る必要はありません。
筋トレ後の栄養摂取は重要ですが、
30分という時間だけにこだわるより、1日を通して必要な栄養を確保できているか
を見ることも重要です。
例えば、
朝食はコーヒーだけ。
昼食は麺だけ。
夕方に筋トレ。
筋トレ直後だけプロテイン。
これよりも、
朝。
昼。
夜。
それぞれの食事でたんぱく質を確保し、必要に応じて間食などを利用する。
このように、
一日の食事全体を設計する
という考え方を持ってみてください。
50代・60代におすすめの筋トレ後メニュー
難しい料理である必要はありません。
例えば、
朝に筋トレした場合
ご飯+卵+納豆+味噌汁+果物
昼なら
ご飯+鶏肉または魚+野菜+汁物
夜なら
ご飯+魚または豆腐+野菜・海藻類+汁物
食事まで時間が空くなら、
プロテイン+バナナ
ヨーグルト+果物
などを利用する方法もあります。
重要なのは、
「この食品を食べれば正解」
ではありません。
たんぱく質・炭水化物・野菜などを含め、食事全体を見ること。
シンプルですが、これを継続することが身体づくりにつながります。
筋トレ翌日に疲れる人は「トレーニングだけ」を見ない
筋トレ翌日に、
「身体が重い」
「仕事に集中できない」
「強い筋肉痛が何日も残る」
という方もいます。
その場合、
筋トレの強度だけが原因とは限りません。
睡眠時間は足りていたか。
夕食は取れていたか。
水分は足りていたか。
食事量を極端に減らしていなかったか。
仕事の疲労は強くなかったか。
こうした部分も確認します。
身体づくりは、
トレーニング → 栄養 → 睡眠 → 回復 → 次のトレーニング
という循環です。
トレーニングメニューだけ完璧にしても、回復まで考えなければ継続しにくくなります。
YAMATO355では「何を食べた?」だけでは見ません
名古屋・伏見のYAMATO355で、私、田中ゆうや(ボディメンター)がお客様の身体づくりを考えるときも、
「鶏胸肉を食べてください」
「炭水化物は禁止です」
というような、一つの食品だけに注目した指導はしたくないと思っています。
トレーニング頻度。
普段の活動量。
仕事内容。
睡眠。
食事。
疲労。
そして身体の状態。
これらはつながっています。
トレーニングについても、
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価。
身体の反応を見ながら調整します。
食事も同じで、
「この食事法にお客様を当てはめる」のではなく、「その方の生活の中で何なら続けられるか」を考える。
健康的な身体づくりでは、この視点が大切だと私は思っています。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省・農林水産省の「食事バランスガイド」では、食事を主食・副菜・主菜・牛乳・乳製品・果物といった料理区分から考え、バランスよく摂る考え方が示されています。
筋トレをしているからといって、
「肉だけ」
「プロテインだけ」
にする必要はありません。
例えば、
主食:ご飯
主菜:魚・肉・卵・大豆製品
副菜:野菜・きのこ・海藻類
というように、普段の食事を土台に考えてみると分かりやすくなります。
筋肉のためだけの特殊な食事ではなく、
健康的な食生活の中に筋トレ後の栄養補給を組み込む。
50代・60代の身体づくりでは、こちらを大切にしてみてください。
よくある質問
Q. 筋トレ後はプロテインを必ず飲んだほうがいいですか?
必須ではありません。通常の食事から必要なたんぱく質を摂れる場合もあります。食事まで時間が空く場合などに、補助的に利用すると便利です。
Q. 筋トレ後にご飯を食べると太りませんか?
ご飯を食べたことだけで体脂肪が決まるわけではありません。身体づくりの目的、活動量、1日の食事量などを含めて考えることが大切です。
Q. 夜の筋トレ後でも食事したほうがいいですか?
時間だけで一律に食事を抜く必要はありません。就寝までの時間や胃腸の状態なども考えながら、量や内容を調整しましょう。
Q. 筋トレ後にキムチや納豆を食べてもいいですか?
食べられます。発酵食品も普段の食事の一部として取り入れられます。ただし、一つの食品だけで身体づくりの効果が決まるわけではありません。
まとめ|筋トレ後は「プロテインを飲む」だけで終わらせない
筋トレ後に意識したいのは、
① たんぱく質
② 炭水化物
③ 水分
④ 野菜・果物・発酵食品などを含めた食事全体
です。
反対に気をつけたいのは、
① 運動したから好きなだけ食べる
② 痩せたいから何も食べない
③ 大量のお酒を飲む
④ プロテインだけで食事を終わらせる
といった極端な食べ方です。
筋トレをした60分だけが身体づくりではありません。
その後の23時間をどう過ごすか。
食事をする。
水分をとる。
眠る。
回復する。
そして次のトレーニングにつなげる。
ここまでが身体づくりだと私は考えています。
50代・60代からは、
「何を禁止するか」ではなく、「身体に必要なものをどう満たすか」。
筋トレ後の食事も、そこから考えてみてください。
YAMATO355 田中(ボディメンター)
2026.09.09 / 更新日:2026/09/09
【60代 スクワット 注意点】始める前に確認したい5つのこと

60代がスクワットをする前に確認したいこと
「足腰が弱ってきたからスクワットを始めよう」
「60代になったら脚を鍛えたほうがいいと言われた」
そんな方は多いと思います。
スクワットは、立つ・座るといった日常動作にもつながるトレーニングです。
しかし、
「足腰を鍛えるなら、とりあえずスクワットを30回」
と始めるのはおすすめしません。
特に、しばらく運動していなかった60代の方なら、
何回できるかより先に、スクワットできる身体の状態なのか
を確認することが大切です。
今回は、スクワットを始める前に自宅でも確認してほしい5つのポイントを紹介します。
① まず「椅子から立つ」を確認する
スクワットを始める前に、まず試してほしいのが、
椅子からの立ち上がりです。
安定した椅子に座り、可能であれば手を使わずゆっくり立ってみてください。
このとき、
勢いをつけないと立てない。
膝に手をついてしまう。
左右どちらかへ大きく傾く。
膝や腰に痛みがある。
といったことがないか確認します。
ただし、
立ちにくい=脚の筋力不足
とすぐに判断する必要はありません。
椅子から立つためには、太ももだけでなく股関節や足首、体幹なども関係します。
いきなりスクワットを何十回もするより、
まず日常動作の「立つ」がどうなっているかを見る。
これが最初のチェックです。
② 膝に痛みや違和感がないか
次は膝です。
「スクワットをすると膝が痛いけど、筋力が弱いから我慢して続けています」
という方がいます。
しかし、
痛みを我慢して回数を増やす必要はありません。
軽く膝を曲げたときに、
膝が痛い。
引っかかる感じがする。
腫れている。
左右で感覚が大きく違う。
といったことがあれば、一度立ち止まります。
また、
「膝が痛い=膝だけが悪い」
とも限りません。
スクワットは、
足部。
足首。
膝。
股関節。
骨盤。
体幹。
などが連動する動作です。
そのため、膝だけを見るのではなく、
身体全体の動きの中で膝にどんな負担がかかっているか
を見ることが重要です。
強い痛みや腫れなどがある場合は、自己判断でスクワットを繰り返さず、必要に応じて医療機関へ相談してください。
③ 足首が動くか確認する
意外と見落とされやすいのが、
足首です。
スクワットでしゃがむときには、足首も動きます。
足首の動きが十分でないと、
かかとが浮く。
身体が大きく前へ倒れる。
バランスを崩す。
などが起こることがあります。
簡単に確認するなら、壁や椅子など安全な場所につかまり、かかとを床につけたまま軽くしゃがんでみます。
深くしゃがむ必要はありません。
このとき、
かかとがすぐ浮かないか。
足首につまり感がないか。
右と左で違いがないか。
を見てみましょう。
スクワットがうまくできないと、
「脚が弱いから」
と思いがちですが、
実は足首の動きが関係しているケースもあります。
④ 股関節を使ってしゃがめるか
次は、
股関節です。
スクワットは膝だけを曲げる運動ではありません。
股関節も曲げながら、身体全体でしゃがみます。
ところが、
「スクワット=膝を曲げる」
という意識が強いと、膝だけで動こうとする場合があります。
まずは壁や安定した椅子の近くで、
お尻を少し後ろへ引きながら軽くしゃがむ
動きを試してみてください。
そのとき、
股関節が動いているか。
前ももだけが極端に疲れないか。
腰に強い負担を感じないか。
左右差がないか。
を確認します。
「お尻を鍛えたいからスクワット」
という考え方だけではなく、
そもそも股関節を使ってしゃがめているか
を先に確認することが大切です。
⑤ 呼吸を止めすぎていないか
最後に確認したいのが、
呼吸と体幹です。
スクワットをするとき、
「力を入れなきゃ」
と思うあまり、
息を止めて身体をガチガチにしてしまう方がいます。
もちろん、筋力トレーニングでは体幹を安定させることが重要です。
身体の中心では、
横隔膜。
腹横筋。
多裂筋。
骨盤底筋。
などが協調し、呼吸や腹圧を通じて体幹の安定に関わります。
つまりスクワットは、
脚だけのトレーニングではありません。
身体の中心を安定させながら、股関節・膝・足首などを連動させる運動でもあります。
初心者の場合は、必要以上に息を止めて力まず、まず軽い負荷で自然に動ける範囲から練習してみましょう。
「膝がつま先より前に出たらダメ」は本当?
スクワットについて調べると、
「膝をつま先より前に出してはいけない」
という情報を見ることがあります。
しかし、これを全員に当てはめる必要はありません。
しゃがむ深さや身体の比率、足首・股関節の動きなどによって、スクワット中の膝の位置は変わります。
重要なのは、
「膝がつま先を越えたか」だけで良い・悪いを判断しないこと。
例えば、
痛みはないか。
かかとは安定しているか。
膝とつま先の方向はどうか。
股関節も使えているか。
身体が大きく崩れていないか。
などを総合的に見ます。
フォームは、
一つのルールに身体を当てはめるものではなく、その人の身体に合わせて考えるもの
だと思っています。
スクワットは深くしゃがまなくてもいい
60代の運動初心者なら、
最初から深いスクワットを目指す必要もありません。
例えば、
椅子を後ろに置き、
椅子に座る → 立つ
という動作から始められます。
5回程度やってみて、
膝はどうか。
腰はどうか。
息切れはどうか。
翌日に強い疲労が残らないか。
を確認します。
問題がなければ、
5回から8回。
8回から10回。
というように少しずつ調整します。
深さ・回数・負荷は後から増やせます。
最初に優先したいのは、
安全に身体をコントロールできることです。
60代は「スクワット30回」より「5回を丁寧に」
SNSやYouTubeでは、
「毎日スクワット30回!」
「100回チャレンジ!」
といった内容もあります。
でも60代から筋トレを始める場合、
回数だけを目標にする必要はありません。
例えば30回できても、
後半は膝が内側へ入る。
腰が大きく丸まる。
かかとが浮く。
左右に身体が傾く。
という状態なら、一度フォームを確認したほうがいいでしょう。
それより、
5回を丁寧に行う。
そして、
「さっきより安定してしゃがめた」
という身体の変化を積み重ねていく。
私はそのほうが大切だと思います。
YAMATO355では「スクワットが苦手=脚が弱い」と決めません
名古屋・伏見のYAMATO355で、私、田中ゆうや(ボディメンター)が60代のお客様のスクワットを見る場合も、
「しゃがめないですね。脚を鍛えましょう」
とすぐには決めません。
まず、
膝や腰に痛みはないか。
足首は動くか。
股関節は動くか。
骨盤はどう動いているか。
呼吸はどうか。
体幹は安定しているか。
左右差はないか。
などを確認します。
なぜなら、
スクワットは全身の連動を見ることができる動作の一つだからです。
例えば足首へアプローチしたあと、もう一度しゃがんでもらう。
呼吸や体幹を整えて、もう一度確認する。
股関節の動きを確認して、再びスクワットする。
そこで、
「さっきよりしゃがみやすい」
となれば、身体を考えるヒントになります。
YAMATO355では、
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価
という流れを大切にしています。
スクワットという種目に身体を無理やり当てはめるのではなく、
その方が安全に動ける方法を一緒に探す。
これが私がボディメンターとして大切にしている考え方です。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、高齢者に対して筋力トレーニングを週2〜3日行うことが推奨されています。
さらに、筋力だけでなく、バランスや柔軟性などを含めた多要素な運動を週3日以上行うことも推奨されています。
つまり60代からの身体づくりは、
スクワットだけを毎日たくさんやればいい
というものではありません。
筋力。
バランス。
柔軟性。
ウォーキングなどの身体活動。
これらを自分の身体に合わせて組み合わせることが重要です。
よくある質問
Q. 60代はスクワットを何回すればいいですか?
一律に「○回」と決める必要はありません。初心者なら椅子を使った立ち座りを5〜10回程度から試し、フォームや疲労、翌日の身体の状態を確認しながら調整する方法があります。
Q. スクワットで膝がつま先より前に出ても大丈夫ですか?
膝がつま先より前に出ることだけでフォームの良し悪しは判断できません。痛み、足首や股関節の動き、かかとの安定、膝の方向などを含めて確認することが大切です。
Q. 膝が痛い場合もスクワットしたほうがいいですか?
痛みの原因や程度によって異なります。強い痛みや腫れがある場合は無理に続けず、必要に応じて医療機関へ相談してください。
Q. 毎日スクワットしたほうが足腰は強くなりますか?
毎日強い負荷で行う必要はありません。厚生労働省では高齢者の筋力トレーニングを週2〜3日推奨しています。ウォーキングやバランス運動なども組み合わせて考えましょう。
まとめ|60代のスクワットは「何回やる?」より「しゃがめる身体か?」から
60代がスクワットを始める前に確認したいのは、
① 椅子から立てるか
② 膝に痛みがないか
③ 足首が動くか
④ 股関節を使えるか
⑤ 呼吸・体幹が安定しているか
です。
そして、
「膝をつま先より前に出してはいけない」
「毎日30回やらなければいけない」
といった一つのルールだけに身体を合わせないこと。
大切なのは、
今の自分の身体で、無理なくコントロールできるか。
です。
スクワットの目的は、
100回できるようになることではありません。
椅子から楽に立つ。
階段を上る。
買い物へ行く。
旅行を楽しむ。
70代・80代になっても、自分の足で生活する。
そのための筋力と身体機能を維持していくことです。
だから60代からは、
「スクワットを何回やる?」より「今の身体はどう動いている?」
そこから身体づくりを始めてみてください。
YAMATO355 田中(ボディメンター)
2026.09.08 / 更新日:2026/09/08
【50代 運動 朝 夜 どっち】おすすめの時間は?初心者向けに解説

50代の運動、朝と夜ならどちらがおすすめ?
「運動を始めようと思うけど、朝と夜どっちがいい?」
50代から運動を始める方にとって、意外と迷いやすいポイントです。
朝なら仕事へ行く前に運動できる。
夜なら身体も動きやすそう。
脂肪燃焼を考えるなら朝?
筋トレするなら夜?
いろいろな情報がありますが、最初に結論をお伝えすると、
50代の運動は「朝か夜か」より、「無理なく継続できる時間帯」を選ぶことが重要です。
朝のほうが生活に合うなら朝。
仕事終わりのほうが時間を確保しやすいなら夜。
どちらにもメリットがあります。
特に運動習慣がなかった50代なら、細かな効果の違いを気にしすぎて始められないより、
「自分なら週2〜3回、どの時間なら続けられる?」
から考えてみてください。
朝の運動がおすすめな50代
まず、朝の運動です。
朝の大きなメリットは、
予定に邪魔されにくいこと。
夜に運動しようと思っていても、
残業。
急な仕事。
会食。
家族の予定。
疲労。
などで予定が崩れることがあります。
朝なら、仕事が始まる前に運動を終わらせることができます。
例えば、
起床。
水分補給。
身体を軽く動かす。
10〜20分ウォーキング。
朝食。
出勤。
という流れです。
「夜は仕事が終わる時間が読めない」
「帰宅すると何もしたくなくなる」
という50代には、朝の運動が合うかもしれません。
朝は「いきなり激しく動く」に注意
ただし、朝起きてすぐに高強度の運動を始める必要はありません。
寝起きの状態から突然、
重いスクワット。
全力ランニング。
高強度のトレーニング。
を始めるのではなく、まず身体を徐々に動かします。
例えば、
水分をとる。
室内を歩く。
肩や股関節を軽く動かす。
数分ウォーミングアップする。
そこからウォーキングや筋トレへ移ります。
特に50代で、
「昔は運動していたから大丈夫」
という方は注意したいところです。
20代の頃の身体と、現在の身体が同じとは限りません。
朝は身体の状態を確認しながら徐々に運動へ入る。
これを意識してみてください。
夜の運動がおすすめな50代
一方、
朝がどうしても苦手
という方もいます。
無理に朝5時に起きて運動する必要はありません。
夜のほうが、
「仕事モードから切り替えやすい」
「ジムへ行く時間を確保できる」
「トレーニングを予定に組み込みやすい」
という方なら、夜でも構いません。
例えば、
仕事終了。
ジムへ行く。
30〜60分程度身体を動かす。
帰宅。
食事・入浴。
就寝。
というルーティンを作る方法があります。
仕事帰りにそのままジムへ行けば、
「一度家へ帰ったら動きたくなくなる」
という問題も避けやすくなります。
夜遅すぎる運動は睡眠とのバランスを見る
夜に運動するときに考えてほしいのが、
睡眠です。
運動する時間を作るために睡眠時間を削ってしまえば、長期的な身体づくりとしては考え直したほうがいい場合があります。
また、遅い時間の高強度運動で寝つきに影響が出る方もいます。
だから、
「夜の運動はダメ」
ではなく、
運動後に自分がどう眠れているか
を確認します。
例えば、
22時に激しい筋トレをすると寝つきが悪い。
という人なら、
運動時間を早める。
強度を下げる。
夜はウォーキング程度にする。
筋トレは休日にする。
といった調整ができます。
時間帯だけで正解を決めるのではなく、
運動 → 食事 → 入浴 → 睡眠
まで含めて生活全体を見ることが大切です。
「脂肪燃焼するなら朝?」だけで決めなくていい
「朝の空腹時に運動すると痩せますか?」
という質問もあります。
確かに運動時に使われるエネルギー源は、食事のタイミングや運動強度などによって変わります。
ただ、
「朝に運動すれば必ず痩せる」
という単純な話ではありません。
体重管理では、運動する時間帯だけでなく、
日常の身体活動量。
食事。
運動量。
筋力トレーニング。
睡眠。
そして継続期間。
なども関係します。
例えば、
朝に30分歩いても、3日でやめてしまう。
一方、
夜に20分の運動を半年続けられる。
この場合、
「朝のほうが痩せそうだから」
という理由だけで朝を選ぶ必要はありません。
身体づくりでは「何時にやったか」以上に「続けられたか」を大切にする。
50代からは特に、この視点を持ってほしいと思います。
筋トレなら朝と夜どちらがいい?
筋トレについても同じです。
朝しか時間がないなら朝。
仕事帰りにジムへ行きやすいなら夜。
重要なのは、
自分が安全にトレーニングでき、継続できる時間を確保すること。
ただし朝なら、ウォーミングアップを丁寧にする。
夜なら、仕事による疲労や就寝時間を確認する。
それぞれ注意するポイントがあります。
また、
「筋トレは夜」
「ウォーキングは朝」
と決める必要もありません。
例えば、
平日の朝:10〜20分ウォーキング
火・土:筋トレ
という組み合わせでもいいでしょう。
50代なら「朝型・夜型」より生活パターンを見る
運動時間を決めるなら、まず1週間の生活を振り返ってみてください。
例えば、
朝がおすすめ
夜は残業や会食が多い。
朝は比較的時間が安定している。
早寝早起きが苦にならない。
朝に歩くと気持ちがいい。
夜がおすすめ
早朝勤務で朝に余裕がない。
朝が極端に苦手。
仕事帰りにジムがある。
夜のほうが運動を予定化しやすい。
朝・夜を固定しなくてもいい
平日は夜。
休日は朝。
という方法でも構いません。
大切なのは、
「理想の時間帯」より「自分の生活に入る時間帯」。
運動を生活に無理やり入れるのではなく、生活の中で続けられる場所を探してみましょう。
続けるなら「時間」より「きっかけ」を決める
運動習慣を作るうえでおすすめなのが、
「○時に運動する」だけでなく、「○○したら運動する」と決めること。
例えば、
朝なら、
起きて水を飲んだら10分歩く。
夜なら、
仕事が終わったらそのままジムへ行く。
休日なら、
朝食を食べたら散歩する。
すでに毎日行っている行動と運動をセットにします。
すると、
「今日は何時に運動しようかな?」
と毎回考える必要が少なくなります。
50代から運動を習慣化するなら、
やる気より仕組み。
これは非常に大切です。
YAMATO355では「何時がベスト?」より「いつなら続く?」を考える
名古屋・伏見のYAMATO355で、私、田中ゆうや(ボディメンター)がお客様と運動習慣を考えるときも、
「朝が一番です」
「夜にしてください」
と全員に同じ答えを出すわけではありません。
仕事は何時に始まるのか。
帰宅は何時なのか。
睡眠時間は確保できているか。
普段どれくらい歩いているか。
いつ疲れやすいのか。
運動経験はあるのか。
こうした生活背景を確認します。
さらに、
姿勢。
呼吸。
体幹。
股関節。
足首。
スクワット。
左右差。
など身体の状態も確認します。
そのうえで、
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価。
身体だけでなく、
「この運動をその人の生活のどこに入れるのか?」
まで考えることが大切です。
良い運動メニューでも、続けられなければ習慣にはなりません。
お客様を決まったメニューに当てはめるのではなく、
身体と生活の両方に合った方法を一緒に探す。
これが私がボディメンターとして大切にしている考え方です。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人について、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上、筋力トレーニングを週2〜3日行うことなどが推奨されています。
また、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう、身体を動かすことも重要です。
つまり、
「朝に運動しなければ健康になれない」
「夜に筋トレしないと意味がない」
ということではありません。
まずは今より少しでも身体を動かす。
そして、自分の生活に合わせて継続する。
ここを優先してみてください。
よくある質問
Q. 50代は朝食前にウォーキングしてもいいですか?
体調に問題がなく、軽いウォーキングであれば選択肢になります。ただし、空腹時にふらつきや体調不良を感じる場合は無理をしないでください。水分補給も忘れないようにしましょう。
Q. 夜9時から筋トレしても大丈夫ですか?
夜の運動そのものが一律に悪いわけではありません。ただし、運動後に寝つきが悪くなる場合は、時間や強度を調整してみてください。
Q. 朝と夜で運動効果は大きく変わりますか?
時間帯によって身体の反応に違いはありますが、運動初心者の場合は細かな違いだけで決めるより、安全に継続できる時間帯を選ぶことが重要です。
Q. 毎日同じ時間に運動したほうがいいですか?
必ずしも同じ時間でなくても構いません。平日は夜、休日は朝など、自分の生活に合わせて継続できる形を作りましょう。
まとめ|50代の運動は「朝か夜か」より「半年続くのはどっち?」
50代の運動は、
朝と夜、どちらでもOKです。
朝なら、
予定に左右されにくい。
1日の最初に運動を終えられる。
というメリットがあります。
夜なら、
仕事帰りにジムへ寄れる。
朝より時間を確保しやすい。
という方もいるでしょう。
だから、
「どちらのほうが効果が高い?」
だけで考えないでください。
おすすめなのは、
「半年間続けるなら、自分はどちら?」
と考えることです。
朝10分なら続けられそう。
仕事帰りなら週2回ジムへ行けそう。
休日だけ朝に運動できそう。
それで十分です。
50代からの運動で重要なのは、
完璧な時間帯を見つけることではありません。
身体と生活に合った運動習慣を作ること。
そして、その習慣を60代、70代へつなげていくことです。
朝でも夜でも、
まず今日、
自分が一番動きやすい時間に10分だけ身体を動かしてみる。
そこから始めてみてください。
YAMATO355 田中(ボディメンター)
2026.09.07 / 更新日:2026/09/07
【60代 ジム 初心者】行く前に自宅で確認したい身体の動き5つ

60代がジムへ行く前に自宅で確認したい身体の動き
「健康のためにジムへ通おうかな」
「最近、足腰が弱ってきた気がする」
「60代からでも筋トレを始めたい」
そう思ったとき、
すぐにジムへ入会してマシンを使うのも一つの方法です。
でも、運動習慣があまりなかった60代の方には、その前に一度確認してほしいことがあります。
それが、
「今、自分の身体はどれくらい動けるのか?」
という現在地です。
体重や体脂肪率だけではありません。
立つ。
しゃがむ。
片脚で身体を支える。
腕を上げる。
歩く。
こうした日常的な動作を確認してみます。
大切なのは、できる・できないで自分を評価することではありません。
「どの動きで違和感があるのか?」
「左右で違いはあるのか?」
「以前より難しくなっていないか?」
を知ること。
今回は、60代がジムへ行く前に自宅で確認してほしい5つの身体の動きをご紹介します。
① 椅子から手を使わずに立てる?
まず確認したいのが、
椅子からの立ち上がりです。
安定した椅子に座り、可能であれば手を使わずにゆっくり立ってみてください。
ここで見るのは、
「立てたかどうか」
だけではありません。
立つときに大きく勢いをつけていないか。
膝に手をついていないか。
左右どちらかへ身体が傾いていないか。
膝や腰に痛みが出ないか。
こうしたところも確認します。
椅子から立つ動作では、太ももだけでなく、
足首。
膝。
股関節。
骨盤。
体幹。
などが協調して働きます。
だから、
「立ちにくい=脚の筋力が弱い」
と単純に決めつける必要はありません。
どこで動きにくくなっているのか
を見ることが大切です。
② ゆっくりしゃがめる?
次は、
しゃがむ動作です。
転倒しないよう、壁や椅子などにつかまれる環境で確認してください。
深くしゃがむ必要はありません。
軽く膝を曲げて、また立つ程度で構いません。
そのとき、
かかとが浮く。
膝が大きく内側へ入る。
腰が強く丸まる・反る。
左右で動きが違う。
膝や股関節に痛みがある。
といったことがないか確認します。
スクワットはジムでもよく行われる運動ですが、
「しゃがめないからスクワットをたくさんやればいい」
とは限りません。
足首の動き。
股関節の動き。
身体を支える力。
体幹の安定性。
など、さまざまな要素が関係します。
回数を増やす前に、
自分がどんなフォームでしゃがんでいるのか
を知っておきましょう。
③ 片脚で10秒程度立てる?
次に確認したいのが、
片脚立ちです。
必ず壁や丈夫な机など、すぐにつかまれる場所で行ってください。
片脚を少しだけ床から浮かせてみます。
無理に10秒達成する必要はありません。
確認したいのは、
右と左で差があるか。
大きくふらつかないか。
足の指に力を入れすぎていないか。
身体が大きく傾かないか。
です。
片脚で身体を支える能力は、歩行や階段など日常生活でも使われます。
ウォーキングも、一瞬一瞬を見ると左右の脚へ交互に体重を移動する動作です。
だから、
「毎日歩いているから大丈夫」
だけではなく、
片脚になったとき身体をコントロールできるか
も確認してみてください。
④ 腕を上まで上げられる?
脚だけでなく、
上半身の動き
もチェックします。
立った状態、または椅子に座った状態で、両腕をゆっくり頭の上へ上げてみてください。
このとき、
肩が痛くないか。
左右差がないか。
腕を上げると腰を大きく反っていないか。
肩をすくめすぎていないか。
を確認します。
腕を上げる動作には肩関節だけでなく、肩甲骨や胸郭なども関係しています。
ジムでは、
頭の上へ重りを持ち上げる。
マシンを押す・引く。
ダンベルを持つ。
といった動作もあります。
そのため、
重りを持つ前に、自分の腕だけならどこまで動かせるのか
を確認しておくことが大切です。
痛みを我慢して無理に上げる必要はありません。
⑤ 10分程度歩いたとき身体はどうなる?
最後は、
実際に歩いてみること。
運動習慣がない方なら、まず10分程度でも構いません。
重要なのは、
10分歩けたかどうかだけではありません。
歩いている途中に膝が痛くならないか。
腰が痛くならないか。
極端に息が上がらないか。
足が上がりにくくならないか。
歩いたあとに強い疲労が残らないか。
そして翌日に、
身体がどうなっているか
まで確認します。
ジムへ行くと、
「せっかく来たから1時間やろう」
と頑張りたくなります。
でも、10分歩いただけで翌日まで強い疲労が残るなら、最初から長時間運動する必要はありません。
今の身体が受け止められる運動量から始める。
これが大切です。
5つ全部できなくてもジムへ行って大丈夫
ここで誤解してほしくないのが、
「5つできないとジムへ行ってはいけない」
という意味ではないことです。
むしろ、
椅子から立ちにくかった。
片脚だとふらついた。
腕が上げにくかった。
10分歩くと疲れた。
こうしたことが分かれば、それが運動を始めるための大切な情報になります。
つまり、
できなかったことを見つけるテストではなく、自分の現在地を知るチェック
です。
現在地が分かれば、
何を鍛えるのか。
どこから運動を始めるのか。
どれくらいの負荷にするのか。
を考えやすくなります。
「弱いところを見つけたら鍛える」だけではない
例えば、
片脚立ちが苦手だった。
すると、
「バランスが悪いから片脚立ちを毎日やろう」
と考えるかもしれません。
でも、私はもう一段階確認したいと思っています。
なぜ片脚で安定しないのか?
足首?
股関節?
体幹?
左右差?
痛みへの不安?
原因によってアプローチは変わります。
しゃがみにくい場合も同じです。
「スクワットが苦手=脚が弱い」
だけではありません。
人間の身体は、複数の関節や筋肉が連動して動いています。
だから60代からの運動では、
できない動きを無理やり繰り返すのではなく、なぜできないのかを確認する。
この視点を持ってほしいと思います。
YAMATO355では「マシンに座る前」に身体を見ます
名古屋・伏見のYAMATO355で、私、田中ゆうや(ボディメンター)が60代の運動初心者の方を見る場合も、
いきなり、
「今日は脚のマシンを10回×3セットやりましょう」
とは始めません。
まず、
運動経験。
仕事内容。
普段の活動量。
睡眠。
疲れやすさ。
過去の怪我。
膝・腰・肩などの不安。
そして、
「これから何をできる身体でいたいのか?」
を確認します。
そのうえで、
姿勢。
呼吸。
体幹。
股関節。
足首。
スクワット。
片脚立ち。
左右差。
歩き方。
などを見ていきます。
そして、
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価。
例えば、しゃがみにくかった人にアプローチしたあと、
もう一度しゃがんでもらう。
片脚立ちが不安定だった人なら、もう一度確認する。
そこで、
「さっきより動きやすいですね」
という身体の答え合わせをします。
お客様を決まったトレーニングメニューに当てはめるのではなく、
その方の身体に必要な方法を一緒に探す。
これがYAMATO355で大切にしている考え方です。
自宅チェックでこんな変化があれば医療機関への相談も
身体のチェックは、無理に限界まで行うものではありません。
特に、
突然歩きにくくなった。
急に片側の手足へ力が入りにくくなった。
しびれがある。
強い胸痛や圧迫感がある。
強い息切れやめまいがある。
急激につまずくことが増えた。
関節に強い痛みがある。
といった場合は、
「60代だから筋力が落ちただけ」
と自己判断せず、必要に応じて医療機関へ相談してください。
運動を始めることと同じくらい、安全に始めることが重要です。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、高齢者について、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日40分以上行うことが目安とされています。
また、筋力・バランス・柔軟性などを含む多要素な運動を週3日以上、筋力トレーニングを週2〜3日行うことも推奨されています。
つまり60代からは、
筋トレだけ。
ウォーキングだけ。
ではなく、
筋力・バランス・柔軟性などを含めて身体全体を動かしていく
という視点が重要です。
一方、個人差を踏まえ、可能なものから取り組むことも示されています。
まず自分の身体の現在地を確認し、無理のないところから始めましょう。
よくある質問
Q. 5つのチェックができないとジムへ行かないほうがいいですか?
いいえ。できないことがあるからジムへ行けない、という意味ではありません。むしろ現在の身体を知ることで、自分に合った運動を選びやすくなります。
Q. 片脚立ちは何秒できればいいですか?
今回は10秒程度を一つの確認方法としていますが、合否判定ではありません。必ず支えの近くで行い、左右差やふらつきなどを確認してください。
Q. 膝が痛くてもスクワットをしたほうがいいですか?
痛みの原因や程度によって異なります。痛みを我慢して繰り返すのではなく、動作や身体の状態を確認することが大切です。
Q. 60代で運動経験ゼロでもジムへ通えますか?
もちろん運動を始めることは可能です。ただし、いきなり高負荷の運動を行うのではなく、現在の体力や身体の状態に合わせて段階的に始めることをおすすめします。
まとめ|60代は「何を鍛える?」より先に「今どう動ける?」
60代からジムへ行こうと思ったら、まず自宅で、
① 椅子から立つ
② しゃがむ
③ 片脚で立つ
④ 腕を上げる
⑤ 10分程度歩く
この5つを確認してみてください。
全部できなくても大丈夫です。
重要なのは、
できる・できないではなく、自分の現在地を知ること。
そのうえで、
ウォーキング。
筋トレ。
バランス運動。
柔軟性。
など、必要な運動を組み合わせます。
60代からのジム通いで目指したいのは、
マシンの重量を増やすことだけではありません。
階段を上れる。
長く歩ける。
旅行へ行ける。
趣味を楽しめる。
買い物へ行ける。
そして70代・80代になっても、
自分の足で行きたい場所へ行ける。
そのための身体づくりです。
ジムへ行く前に、
まず5分。
自分の身体をチェックするところから始めてみてください。
YAMATO355 田中(ボディメンター)
2026.09.06 / 更新日:2026/09/06
【50代 運動 続かない】3日坊主にしない7つの方法|初心者向け

50代が運動を3日坊主にしない方法
「今度こそ運動を続けよう」
そう決めてウォーキングを始めた。
1日目、30分。
2日目、30分。
3日目、仕事が忙しくてできなかった。
4日目もできなかった。
そして気づけば、
「また続かなかった……」
50代のお客様と話していると、このような経験を聞くことがあります。
でも私は、
「運動が続かない=意志が弱い」ではない
と思っています。
むしろ問題なのは、
最初から頑張りすぎていること
かもしれません。
運動を習慣にするために大切なのは、最初の1週間でどれだけ頑張れるかではありません。
3か月後、半年後も続けられる仕組みを作れるか。
今回は、50代の運動初心者が3日坊主にならないための7つの方法を紹介します。
① 最初の目標を小さくする
運動を始めるとき、
「毎日30分歩く」
「週3回ジムへ行く」
「毎朝スクワット30回」
など、つい大きな目標を設定してしまいます。
やる気があるときはできます。
問題は、
やる気がない日にできるかどうか。
です。
だから最初は、
「これだけ?」と思うくらい小さくしてみてください。
例えば、
10分歩く。
スクワット5回。
ストレッチを1種類。
これでもいいんです。
30分歩こうと思うと面倒でも、
「10分なら行こうかな」
と思えるかもしれません。
50代から運動を続けるなら、
頑張れる日のメニューではなく、疲れている日でもできるメニュー
を一つ持っておくことをおすすめします。
② 「毎日やる」を目標にしない
運動を始めると、
「健康のためには毎日やらないと」
と思う方がいます。
でも、
月曜日にできた。
火曜日にできた。
水曜日は残業でできなかった。
すると、
「連続記録が途切れた」
と感じてしまいます。
そこから一気にモチベーションが下がる。
それなら最初から、
「毎日」ではなく「今週何回」
で考えてみましょう。
例えば、
今週は2回身体を動かす。
月曜日にできなくても火曜日があります。
火曜日も無理なら木曜日。
週単位で考えれば調整できます。
運動を生活へ合わせるのであって、
生活を無理やり運動へ合わせなくてもいい。
長く続けるなら、この柔軟さも大切です。
③ 「何曜日の何時」を先に決める
「時間があったら運動しよう」
これも続きにくいパターンです。
仕事が終わったら。
家事が終わったら。
予定がなければ。
としていると、運動は後回しになりがちです。
そこで、
運動するタイミングを先に決めます。
例えば、
火曜日の仕事帰り。
土曜日の午前中。
昼休みの10分。
夕食後に10分。
などです。
特におすすめなのは、すでにある行動とセットにすること。
「昼食を食べたら10分歩く」
「歯を磨く前にスクワット5回」
というようにすると、「いつやる?」を毎回考える必要がなくなります。
④ できなかった日を「失敗」にしない
ここは非常に重要です。
運動を習慣にしても、
仕事。
旅行。
体調。
家族の予定。
天候。
などによって、できない日は必ず出てきます。
1日休んだ。
だから失敗。
ではありません。
次にまたやればいいだけです。
例えば、
月曜日に歩いた。
火曜日はできなかった。
水曜日もできなかった。
でも木曜日に10分歩いた。
これは、
「3日坊主」ではなく、
運動を再開できた
と考えられます。
長く運動を続ける人に必要なのは、
一度も休まない能力ではありません。
休んでも戻ってこられる仕組み。
私はこっちのほうが大切だと思っています。
⑤ 「体重」以外の変化を記録する
50代から運動を始めると、
毎日体重計に乗って、
「全然痩せない」
と落ち込む方もいます。
でも身体の変化は体重だけではありません。
例えば、
以前より10分長く歩けた。
階段が少し楽になった。
椅子から立ちやすくなった。
身体を動かした日のほうが気分がいい。
スクワットのフォームが安定してきた。
休日に出かけるようになった。
こうした変化も記録してください。
おすすめは、
「何kg減った?」ではなく「何ができるようになった?」
を見ること。
身体の小さな変化に気づけると、運動する意味を感じやすくなります。
⑥ 最初から自分に合わない運動を選ばない
運動を続けるには、
何をするか
も大切です。
例えば、
膝が気になるのに毎日長時間歩く。
腰に不安があるのに自己流でスクワットを繰り返す。
運動経験がほとんどないのに、いきなり高強度トレーニングをする。
これでは身体がつらくなり、
「運動=しんどいもの」
になってしまう可能性があります。
50代からは、
年齢だけでメニューを決めるのではなく、
姿勢。
呼吸。
体幹。
股関節。
足首。
筋力。
バランス。
過去の怪我。
なども考えながら、自分に合った運動を選ぶことが重要です。
⑦ 「一人では続かない」を弱点にしない
「一人だとどうしてもサボってしまいます」
という方もいます。
それなら、
一人で続けることにこだわる必要はありません。
家族と歩く。
友人と運動する。
ジムへ通う。
トレーナーと約束する。
運動を記録する。
こうした方法も立派な仕組みです。
特に、
「何をすればいいか分からない」
「フォームが正しいか不安」
という状態では、毎回自分で判断しなければならないため、運動そのものが面倒になりやすくなります。
いつ・何を・どれくらいやるのか。
ここが決まっているだけでも、運動への心理的なハードルは下げやすくなります。
50代なら「最低ライン」を作っておく
運動を習慣にするうえで、私がおすすめしたいのが、
最低ラインを決めること。
例えば、
元気な日
20〜30分ウォーキング+筋トレ。
普通の日
10分ウォーキング。
疲れている日
家で椅子から5回立つ。
こうしておけば、
「今日は30分歩けないから何もしない」
という0か100かの考え方を避けられます。
重要なのは、
100点を取り続けることではなく、0点の日を減らすこと。
5分でもいい。
1種目でもいい。
身体を動かしたら、
「今日はできた」
と考えてみてください。
「やる気」に頼らず「仕組み」にする
モチベーションは毎日同じではありません。
仕事がうまくいった日はやる気がある。
疲れて帰ってきた日は何もしたくない。
これは自然なことです。
だから、
「やる気が出たら運動する」ではなく、「決めたタイミングになったら少しやる」
という仕組みに変えます。
例えば、
火曜日の仕事帰り=筋トレ
土曜日の朝=ウォーキング
昼食後=10分歩く
というようにします。
「今日はどうしようかな?」
と毎回考えなくて済む環境を作ることも、立派な運動習慣づくりです。
YAMATO355では「続かなかった理由」も確認します
名古屋・伏見のYAMATO355で、私、田中ゆうや(ボディメンター)が運動初心者のお客様を見るとき、
「運動を続けてください」
だけでは終わらせません。
なぜ以前続かなかったのか。
仕事が忙しかった?
運動がきつすぎた?
何をすればいいか分からなかった?
身体が痛くなった?
結果が見えなかった?
一人ではモチベーションが続かなかった?
ここを確認します。
さらに、
姿勢。
呼吸。
体幹。
股関節。
足首。
スクワット。
左右差。
など身体の状態も評価します。
そして、
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価
お客様を決まったトレーニングメニューに当てはめるのではなく、
その方の身体と生活に合う方法を一緒に探す。
私はボディメンターとして、この考え方を大切にしています。
運動習慣も同じです。
「週3回やってください」
ではなく、
「あなたなら週何回なら続けられそうですか?」
ここから考えることが重要です。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人について、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上、筋力トレーニングを週2〜3日行うことなどが推奨されています。
一方で、基本となるメッセージは、
「今よりも少しでも多く身体を動かす」
ことです。
つまり、運動不足の方が最初から完璧に目安を達成しなければ意味がない、ということではありません。
今まで週0回だったなら、まず週1回。
10分歩く。
階段を使う。
こうしたところから身体活動を増やしていきましょう。
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
よくある質問
Q. 50代で運動が全く続きません。何から変えればいいですか?
まず運動量を減らしてみてください。「毎日30分」ではなく「週2回10分」など、忙しい日でも実行できる目標から始める方法があります。
Q. 3日休んでしまったら、また最初からですか?
最初からではありません。休んだあとに再開することが重要です。「何日連続できたか」より「休んでも戻れたか」を意識してみてください。
Q. 毎日運動しないと習慣になりませんか?
毎日でなくても構いません。曜日やタイミングを決め、週単位で継続する方法もあります。
Q. 一人だと運動が続かない場合はどうすればいいですか?
家族や友人と行う、ジムへ通う、トレーナーと予定を決めるなど、運動する環境そのものを作る方法があります。
まとめ|50代の3日坊主対策は「頑張る」ではなく「戻れる仕組み」
50代から運動を続けるために、
強い意志が必要なわけではありません。
大切なのは、
① 小さく始める
② 毎日を目標にしない
③ 曜日・時間を決める
④ 休んでも失敗だと思わない
⑤ 体重以外の変化を見る
⑥ 自分に合う運動を選ぶ
⑦ 一人で続けることにこだわらない
ことです。
そして、もう一つ。
「休まないこと」を目標にしないでください。
仕事が忙しい日もあります。
旅行もあります。
体調が優れない日もあります。
そんなときは休んでいい。
大切なのは、
また戻ってくること。
1週間休んでも、次の月曜日に10分歩けば再スタートできます。
50代からの運動は、
30日間だけ頑張るイベントではありません。
60代、70代になっても、
自分の足で歩く。
旅行を楽しむ。
仕事や趣味を続ける。
そのための身体づくりです。
だから、
完璧に続けるのではなく、やめてもまた始められる人になる。
まず今週、
「何曜日なら10分だけ身体を動かせる?」
そこから決めてみてください。
YAMATO355 田中(ボディメンター)
2026.09.05 / 更新日:2026/09/05
【60代 筋トレ 週何回】毎日は必要?初心者におすすめの頻度

60代の筋トレは週何回がいい?
「60代になって足腰が弱ってきた気がする」
「健康のために筋トレを始めたい」
そんなときに気になるのが、
「筋トレって週何回やればいいの?」
ということではないでしょうか。
毎日やったほうが早く筋肉がつく?
週1回では意味がない?
60代なら無理をしないほうがいい?
結論からいうと、一つの目安になるのが、
筋トレ週2〜3日です。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、高齢者に対して筋力トレーニングを週2〜3日行うことが推奨されています。
ただし、
「60代なら全員、絶対に週3回」ではありません。
これまでの運動経験や体力、関節の状態、仕事内容、睡眠、疲労などによって適切な頻度は変わります。
特に何年も運動していなかった方なら、まず週1回程度から身体を慣らし、問題がなければ週2回へ増やす考え方もあります。
今回は60代の筋トレ初心者が、どのくらいの頻度から始めればいいのかを解説します。
60代の筋トレは「週2〜3回」が一つの目安
まず知っておきたいのは、
筋トレは毎日やらなければ意味がないわけではない
ということです。
厚生労働省は高齢者について、筋力トレーニングを週2〜3日行うことを推奨しています。
さらに、
筋力。
バランス。
柔軟性。
など複数の要素を含む多要素な運動を週3日以上行うことも推奨されています。
60代以降の身体づくりでは、
「筋肉を大きくする」
だけではなく、
立つ。
歩く。
階段を上る。
姿勢を保つ。
転びそうになったときに身体を立て直す。
といった日常生活で必要な身体機能を維持していくことも大切です。
そのため、
筋トレだけを毎日する
というより、
筋トレ+ウォーキング+バランス運動などを組み合わせる
と考えてみましょう。
運動初心者なら週1〜2回からでもいい
ここで注意したいのが、
「週2〜3回推奨されているなら、明日から週3回やろう」
と考えることです。
例えば、
10年以上ほとんど運動していない。
デスクワーク中心。
最近階段がつらい。
休日はほとんど身体を動かさない。
そんな方が突然、
月曜日・水曜日・金曜日に1時間ずつ筋トレ。
となると、負担が大きすぎる場合があります。
だから最初は、
週1〜2回程度からスタート
でも構いません。
例えば、
火曜日:筋トレ
土曜日:筋トレ
というように、間に休養日を入れます。
そして翌日の身体を確認します。
強い筋肉痛はないか。
膝や腰は痛くないか。
疲れが何日も残っていないか。
睡眠に影響していないか。
問題なければ継続し、身体が慣れてきたら内容や頻度を調整します。
大切なのは、
最初から理想の頻度を達成することより、続けられる頻度を見つけること
です。
毎日筋トレしたほうが効果は高い?
「毎日やったほうが早く筋肉がつきますか?」
という質問もよくあります。
必ずしもそうではありません。
筋力トレーニングでは、トレーニングによって筋肉へ刺激を入れることだけでなく、
栄養・睡眠・休養
も身体づくりの一部です。
特に60代の運動初心者の場合、
「毎日やらないといけない」
と考える必要はありません。
例えば、
月曜日に脚をしっかりトレーニング。
火曜日も同じ脚を強くトレーニング。
水曜日も同じ。
と繰り返せば、疲労が残った状態で運動を続けることになる場合があります。
筋トレをしない日は、
ウォーキング。
軽いストレッチ。
日常生活で身体を動かす。
という方法もあります。
休むこと=サボることではありません。
身体の反応を見ながら回復する時間を作ることも、長く運動を続けるためには重要です。
60代なら「週何回?」より「何をやる?」も重要
筋トレの頻度と同じくらい重要なのが、
トレーニング内容です。
60代からの筋トレでは、
日常生活につながる動きを意識してみてください。
例えば、
椅子からの立ち座り
椅子に座った状態からゆっくり立ちます。
まず5〜10回程度。
かかと上げ
壁や椅子につかまりながら、かかとを上げます。
まず10回程度。
軽い上半身の運動
壁を使った腕立て伏せなど、体力に合わせて負荷を調整します。
ただし、
「60代なら全員この3種目」ではありません。
膝に不安がある方。
腰に不安がある方。
肩が上がりにくい方。
バランスが不安定な方。
一人ひとり身体は違います。
だから、
種目を決める前に身体の状態を確認する
ことも大切です。
筋トレは「回数」より身体の使い方を見る
例えば、椅子から立つ運動。
10回できた。
20回できた。
という回数も一つの指標ですが、
私はそれだけを見ないようにしています。
立ち上がるとき、
膝が内側へ入っていないか。
左右どちらかに体重が偏っていないか。
腰を過度に反っていないか。
足裏で床を捉えられているか。
呼吸を止めすぎていないか。
こうした身体の使い方も確認します。
人間が立ち上がるときは、太ももの筋肉だけが働いているわけではありません。
足首。
膝。
股関節。
骨盤。
体幹。
などが連動しています。
だから、
「脚が弱いから、とにかくスクワット」
ではなく、
なぜこの動きになっているのか?
という視点を持つことが重要です。
筋トレをしない日はウォーキングがおすすめ
筋トレを週2回行うなら、それ以外の日はどうすればいいのでしょうか。
おすすめしたいのが、
ウォーキングなどの日常的な身体活動です。
例えば、
月:筋トレ
火:ウォーキング
水:休養・軽く身体を動かす
木:筋トレ
金:ウォーキング
土:散歩・趣味
日:身体の状態に合わせる
といった組み合わせです。
毎日強いトレーニングをする必要はありません。
筋トレ。
歩く。
バランス。
柔軟性。
休養。
を組み合わせます。
60代からの運動では、
一つの能力だけではなく、身体全体を維持していく
という考え方が大切です。
YAMATO355では「週2回」と決める前に身体を見ます
名古屋・伏見のYAMATO355で、私、田中ゆうや(ボディメンター)が60代のお客様をサポートするときも、
最初から、
「60代だから週2回です」
とは決めません。
まず、
運動経験。
普段の活動量。
仕事内容。
睡眠。
疲労。
過去の怪我。
膝・腰・肩などの状態。
そして、
これからどんな生活を送りたいのか
を確認します。
さらに、
姿勢。
呼吸。
体幹。
股関節。
足首。
スクワット。
片脚立ち。
左右差。
なども見ていきます。
そして、
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価。
その人の身体の反応を見ながら運動内容や頻度を考えます。
大切なのは、
お客様を「60代向け筋トレメニュー」に当てはめることではありません。
その方に必要な運動を一緒に探すこと。
これが私がボディメンターとして大切にしている考え方です。
こんな場合は無理に筋トレを始めない
健康のために運動するからこそ、安全は大切です。
例えば、
胸の痛みや圧迫感。
強い息切れ。
めまい。
強い動悸。
突然のしびれ。
片側だけ力が入りにくい。
急に歩きにくくなった。
強い関節痛。
などがある場合は、
「60代だから筋力が落ちた」
と自己判断して筋トレを増やさず、必要に応じて医療機関へ相談してください。
また、持病などがあり運動について不安がある場合も、医師などへ相談したうえで始めると安心です。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、高齢者に対して、筋力トレーニングを週2〜3日行うことが推奨されています。
また、筋力・バランス・柔軟性などを含む多要素な運動を週3日以上行うことも推奨されています。
重要なのは、
個人差を踏まえ、可能なものから取り組むこと。
今まで週0回だった人なら、
まず週1回。
慣れてきたら週2回。
そして身体の状態に合わせて調整する。
このように段階的に考えてみてください。
よくある質問
Q. 60代の筋トレは週1回では意味がありませんか?
週2〜3日が公的な目安ですが、運動習慣がなかった方なら週1回から始めることにも意味があります。まず運動を習慣化し、身体の状態を見ながら増やしていきましょう。
Q. 60代は毎日スクワットしてもいいですか?
負荷や回数、体力によって異なります。毎日強い負荷で行う必要はありません。膝や腰の状態、疲労なども確認しながら頻度を調整してください。
Q. 筋トレしない日は何をすればいいですか?
ウォーキングや軽いストレッチ、バランス運動などを取り入れる方法があります。完全に運動をゼロにするのではなく、日常生活の中で身体を動かすことも大切です。
Q. 60代から筋トレを始めても遅くありませんか?
遅くありません。大切なのは年齢だけで判断せず、現在の体力や身体の状態に合わせた負荷から始めることです。
まとめ|60代の筋トレは「週2〜3回」が目安。でも最初は週1回でもいい
60代の筋トレ頻度は、
週2〜3日
が一つの目安です。
ただし、
今まで運動していなかった方が、
「明日から絶対週3回!」
と頑張る必要はありません。
まず週1回。
慣れたら週2回。
身体の状態を確認しながら増やしていく。
そして筋トレをしない日は、
歩く。
身体を動かす。
バランス運動をする。
しっかり休養する。
これらを組み合わせます。
60代からの筋トレで大切なのは、
「週何回できたか」だけではありません。
立ち上がるのが楽になった。
階段が楽になった。
以前より長く歩ける。
旅行へ行ける。
趣味を続けられる。
こうした日常生活の変化まで含めて身体づくりです。
筋トレの目的は、
重いものを持ち上げることだけではありません。
70代・80代になっても、自分の足で行きたい場所へ行ける身体を準備すること。
まずは、
「週3回やらないと」
ではなく、
今週1回、身体を動かしてみる。
そこから始めてみてください。
YAMATO355 田中(ボディメンター)
2026.09.04 / 更新日:2026/09/04
【50代 ウォーキング 筋トレ どっち】初心者はどちらから始める?

50代はウォーキングと筋トレどちらから始める?
「最近、体力が落ちてきた」
「お腹が出てきた」
「健康のためにそろそろ運動しないと」
そう思った50代の方からよく聞かれるのが、
「ウォーキングと筋トレ、どちらから始めればいいですか?」
という質問です。
結論からいうと、
どちらか一つを選ぶ必要はありません。
ウォーキングには日常の身体活動量を増やしやすいメリットがあり、筋トレには筋力や身体機能を維持・向上させる役割があります。
そのため50代からの身体づくりでは、
「歩く+筋肉を使う」
を組み合わせるのがおすすめです。
ただし、今までほとんど運動していなかった方が、初日から1時間歩いて、そのあと本格的な筋トレをする必要はありません。
重要なのは、
現在の身体に合わせてスタート地点を決めること。
今回は、50代の運動初心者がウォーキングと筋トレをどう始めればいいのか解説します。
運動不足なら、まずウォーキングからでもOK
何年も運動していない。
デスクワーク中心。
休日もあまり外出しない。
そんな方なら、まずはウォーキングから始める方法があります。
例えば、
1日10〜20分程度歩く。
最初はこれくらいでも構いません。
ウォーキングのメリットは、生活の中へ取り入れやすいことです。
昼休みに10分歩く。
駅から少し遠回りする。
夕食後に散歩する。
買い物へ歩いて行く。
特別な器具も必要ありません。
「ジムへ行かなければ運動できない」
と考えず、
今より身体を動かす時間を増やす。
これが運動習慣を作る第一歩になります。
ただし「歩くだけ」にしなくていい
ここで注意したいのが、
「ウォーキングしていれば筋トレは必要ない」
と考えてしまうことです。
歩くことと、筋肉へある程度の負荷をかけることは同じではありません。
50代からは、
階段を上る。
椅子から立つ。
荷物を持つ。
姿勢を維持する。
といった日常生活に必要な筋力も意識したいところです。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、成人に対して筋力トレーニングを週2〜3日行うことが推奨されています。
だから、
ウォーキングか筋トレかではなく、ウォーキングに筋トレを少し加える。
この考え方がおすすめです。
筋トレは「椅子から5回立つ」でもいい
「筋トレ」と聞くと、
重いバーベル。
ダンベル。
ジムのマシン。
をイメージする方も多いと思います。
でも、最初から重いものを持つ必要はありません。
例えば、
椅子からゆっくり5〜10回立つ。
これも自分の体重を使った筋力トレーニングです。
ほかにも、
壁を使った腕立て伏せ。
かかと上げ。
など、負荷を調整しやすい運動があります。
まず少ない回数から行い、翌日の疲労や身体の状態を確認します。
問題がなければ少しずつ回数や負荷を増やす。
50代からは、
「頑張った量」より「無理なく継続できた量」
を大切にしてみてください。
「痩せたいならウォーキングだけ」は正解?
「体重を落としたいから有酸素運動だけやります」
という方もいます。
もちろんウォーキングは身体活動量を増やす方法の一つです。
ただ、50代の身体づくりを、
消費カロリーだけで考えない
ことも大切です。
例えば体重が減っても、
筋力が低下した。
疲れやすくなった。
階段がつらい。
という状態では、理想的な身体づくりとは言いにくいですよね。
食生活を整えながら、
ウォーキングなどで身体活動量を確保し、
筋トレで筋肉へ刺激を入れる。
「食事+歩く+筋トレ」
という組み合わせで考えるほうが、長期的な身体づくりにつながります。
50代は「何をするか」より「どう動いているか」も見る
ここは私が特に大切にしているところです。
例えば、
「脚を鍛えたいからスクワット」
と考えたとします。
しかし実際にやってみると、
前ももだけが疲れる。
膝が内側へ入る。
腰が張る。
かかとが浮く。
ということがあります。
この場合、
単純に、
「脚の筋力が弱いからもっとスクワットをやろう」
と考える必要はありません。
人間の身体は、
足裏。
足首。
膝。
股関節。
骨盤。
体幹。
が連動して動いています。
身体の中心では横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋などが協調し、呼吸や腹圧を通して体幹の安定に関わります。
つまり筋トレでは、
「どこの筋肉を鍛える?」だけでなく、「身体全体をどう使えている?」
という視点も重要です。
おすすめは「10分歩く+少し筋トレ」
では、運動不足の50代は実際にどうすればいいのでしょうか。
最初の一例として、
平日
10〜20分程度のウォーキング
できる日から始めます。
週1〜2回
椅子からの立ち座り 5〜10回
かかと上げ 10回程度
など、無理のない筋トレを加えます。
慣れてきたらウォーキングの時間や筋トレの頻度・負荷を徐々に調整します。
目標は、
最初の1週間で身体を変えることではありません。
3か月後、半年後にも運動していることです。
そのためには、
「毎日1時間」
より、
「これなら続けられる」
という量から始めるほうがいいと思います。
ウォーキングより先に身体を確認したほうがいい人もいる
「ウォーキングなら誰でもできる」
と思われがちですが、身体の状態によっては一度確認したほうがいいケースもあります。
例えば、
歩くと膝が痛い。
股関節が痛い。
腰が痛くなる。
左右で歩き方が大きく違う。
すり足になっている。
少し歩いただけで極端に疲れる。
こうした場合、
「運動不足だからもっと歩こう」
と距離だけ増やすのではなく、
なぜ歩きにくくなっているのか
を確認することも大切です。
また、胸の痛みや強い息切れ、めまい、突然のしびれ・力の入りにくさなどがある場合は、自己判断で運動量を増やさず、必要に応じて医療機関へ相談してください。
YAMATO355では「ウォーキングか筋トレか」だけでは考えません
名古屋・伏見のYAMATO355で、私、田中ゆうや(ボディメンター)が50代のお客様を見る場合、
「筋力が弱いですね。筋トレしましょう」
とすぐに決めるわけではありません。
まず、
運動経験。
生活習慣。
普段の活動量。
痛みや不安。
疲れやすさ。
そして、
これからどんな身体になりたいのか
を確認します。
さらに、
姿勢。
呼吸。
体幹。
股関節。
足首。
スクワット。
左右差。
歩き方。
なども見ていきます。
そのうえで、
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価。
身体の反応を確認します。
ウォーキングが必要なら歩く。
筋力が必要なら筋トレする。
身体の使い方に課題があれば、そこからアプローチする。
お客様を決まったメニューに当てはめるのではなく、
その方に必要な方法を一緒に探す。
これがYAMATO355で大切にしている考え方です。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人について、
今よりも少しでも多く身体を動かすこと
が基本として示されています。
目安としては、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上、筋力トレーニングを週2〜3日行うことなどが推奨されています。
つまり、
「歩くか、筋トレか」の二者択一ではありません。
日常的に身体を動かしながら、筋力トレーニングも組み合わせていくことがポイントです。
ただし、運動習慣がなかった方は、現在の体力に合わせて可能なところから始めましょう。
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
よくある質問
Q. 50代の運動初心者はウォーキングからでいいですか?
はい。今までほとんど身体を動かしていない方なら、10〜20分程度のウォーキングから始める方法があります。慣れてきたら筋トレも組み合わせましょう。
Q. 筋トレとウォーキングは同じ日にしてもいいですか?
体力や運動内容によりますが、軽いウォーキングと筋トレを同じ日に組み合わせることもできます。最初は疲労を残しすぎない量にしましょう。
Q. 50代は筋トレを週何回すればいいですか?
厚生労働省では成人に週2〜3日の筋力トレーニングを推奨しています。初心者は無理なくできる頻度から始め、徐々に調整しましょう。
まとめ|50代は「ウォーキングか筋トレか」ではなく両方を少しずつ
50代から運動を始めるなら、
ウォーキングか筋トレか、どちらか一つを選ぶ必要はありません。
運動不足なら、
まず10〜20分歩く。
そして、
椅子から5〜10回立つ。
これくらいからでも十分です。
ウォーキングで日常の身体活動を増やし、
筋トレで筋肉へ刺激を入れる。
さらに、
正しい身体の使い方を覚える。
この3つを少しずつ組み合わせていきましょう。
大切なのは、
「ウォーキングと筋トレ、どっちが効果的?」
と考え続けて何もしないことではありません。
今日10分歩いてみる。
椅子から5回立ってみる。
まずはそこから。
50代からの運動は、1か月だけ頑張るためのものではありません。
60代、70代になっても、
自分の足で歩く。
旅行へ行く。
仕事や趣味を楽しむ。
そんな身体をつくるためのものです。
だからこそ、
たくさん始めるより、続けられるくらい小さく始める。
それが50代から身体を変える第一歩だと思います。
YAMATO355 田中(ボディメンター)
2026.09.03 / 更新日:2026/09/03
【60代 ウォーキング 何分】1日何分が目安?無理なく続ける方法

60代のウォーキングは1日何分が目安?
「健康のために歩いたほうがいいのは分かっている」
でも、
「60代なら1日何分歩けばいいの?」
と迷う方は多いと思います。
30分?
60分?
1万歩?
毎日歩かないと意味がない?
結論からいうと、60代のウォーキングは、最初から長時間歩くことより、今の活動量から少しずつ増やすことが大切です。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、高齢者について、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日40分以上行うことが目安として示されています。
ただし、これは「毎日40分間ずっとウォーキングしなければいけない」という意味ではありません。
買い物。
通勤。
家事。
散歩。
外出。
こうした日常生活で身体を動かす時間も含めて考えます。
なので、今ほとんど歩いていない方が、いきなり40分歩く必要はありません。
まずは、
今より10分多く歩く。
これくらいから始めても十分です。
60代は「40分歩く」より「合計40分動く」と考える
60代の方にとって分かりやすいのが、
1日の合計で考えること。
例えば、
朝10分歩く。
買い物で15分歩く。
夕方15分散歩する。
これで合計40分です。
一度に40分歩かなくても構いません。
特に運動習慣がない方の場合、
「毎朝40分ウォーキング」
と決めるとハードルが高くなります。
雨の日。
仕事が忙しい日。
疲れている日。
予定がある日。
こうした日が続くと、
「今日はできなかった」
「また続かなかった」
となりやすいですよね。
それよりも、
生活の中で身体を動かす時間を増やす
という考え方のほうが続けやすいと思います。
運動不足なら最初は10〜20分でもいい
今までほとんど運動していなかった60代の方なら、
最初から40分を目標にしなくても大丈夫です。
例えば、
最初の1週間は10分。
慣れたら15分。
その次は20分。
というように、身体の反応を見ながら増やしていきます。
大切なのは、
翌日に疲れを残しすぎないこと。
ウォーキング後に、
膝が痛い。
腰が張る。
足が重い。
強い疲労が残る。
という場合は、時間やペースが今の身体に合っていない可能性があります。
「健康のためだから」と無理に距離を増やす必要はありません。
60代は「何分歩いたか」だけでなく歩き方も重要
ウォーキングというと、
歩数や時間ばかり気にしがちです。
でも私は、
どんな歩き方をしているか
も大切だと思っています。
例えば、
歩幅が極端に小さい。
足が上がらず、すり足気味になっている。
上半身が大きく前へ倒れている。
片側だけ歩きにくい。
歩いていると膝や腰が痛くなる。
こうした場合、
ただ「1日40分歩く」だけではなく、身体の使い方を一度確認したほうがいいケースもあります。
歩く動作では、
足首。
膝。
股関節。
骨盤。
体幹。
が連動しています。
つまりウォーキングは、
脚だけの運動ではなく、全身運動
です。
ウォーキングだけで筋力低下は防げる?
ここもよく聞かれる質問です。
ウォーキングはとても良い身体活動ですが、
60代以降は、
歩くだけではなく筋力トレーニングも組み合わせる
ことをおすすめします。
厚生労働省では、高齢者に対して筋力トレーニングを週2〜3日行うことも推奨しています。
さらに、
筋力。
バランス。
柔軟性。
などを組み合わせた多要素な運動を行うことも重要とされています。
例えば、
ウォーキングに加えて、
椅子からの立ち座り。
かかと上げ。
支えを使った片脚立ち。
などを取り入れる方法があります。
つまり、
歩く+筋肉を使う+バランスを保つ
という組み合わせです。
60代におすすめのウォーキングの始め方
運動初心者なら、まず次のくらいから始めてみてください。
1週目:10分程度
ゆっくりでもいいので、まず歩く習慣を作ります。
2〜3週目:15〜20分程度
身体に問題がなければ少し時間を増やします。
慣れてきたら:日常生活を含めて活動量を増やす
朝・昼・夕方に分けても構いません。
重要なのは、
「40分やらないと意味がない」と思わないこと。
今までほとんど歩いていなかった人が10分歩く。
それも0から1への大きな変化です。
YAMATO355では「何分歩いたか」だけを見ません
名古屋・伏見のYAMATO355で、60代のお客様から、
「毎日30分歩いています」
と聞くことがあります。
もちろん、素晴らしい習慣です。
でも私、田中ゆうや(ボディメンター)が確認したいのは、
時間だけではありません。
歩いたあと膝はどうか。
腰はどうか。
疲れ方はどうか。
歩幅はどうか。
左右差はないか。
股関節は使えているか。
体幹は安定しているか。
ここまで見ます。
なぜなら、
同じ30分でも、
身体をうまく使えている30分と、
身体の一部へ負担をかけながら歩く30分では違うからです。
YAMATO355では、
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価
という流れを大切にしています。
ウォーキングも、
「歩けばOK」
ではなく、
その歩き方で身体がどう反応しているか
まで確認することが大切です。
こんな場合はいきなり長時間歩かない
60代からウォーキングを始める場合、
次のような症状がある方は無理をしないでください。
強い膝や股関節の痛み。
胸の痛み。
強い息切れ。
めまい。
強い動悸。
突然のしびれや力の入りにくさ。
急に歩きにくくなった。
こうした場合は、自己判断で運動量を増やす前に医療機関へ相談することも重要です。
健康のためのウォーキングだからこそ、
無理をしないことも運動の一部
だと考えてください。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、高齢者について、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日40分以上行うことが目安として示されています。
また、筋力トレーニングは週2〜3日、筋力・バランス・柔軟性などを組み合わせた多要素な運動も推奨されています。
ただし、重要なのは、
今よりも少しでも多く身体を動かすこと。
最初から目安を完璧に達成する必要はありません。
現在の体力や身体の状態に合わせて、少しずつ増やしていきましょう。
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
よくある質問
Q. 60代は毎日40分ウォーキングしたほうがいいですか?
必ず40分連続で歩く必要はありません。日常生活の身体活動も含めて考え、現在の活動量から少しずつ増やしていきましょう。
Q. 1日10分でも意味がありますか?
今までほとんど身体を動かしていなかった方なら、10分から始めることにも意味があります。まず習慣を作り、身体の反応を見ながら増やしていきましょう。
Q. ウォーキングだけで十分ですか?
ウォーキングは大切ですが、60代以降は筋力トレーニングやバランス運動などを組み合わせることもおすすめです。
Q. 速く歩いたほうが効果がありますか?
速さは体力や健康状態によって調整する必要があります。最初は会話できる程度の無理のないペースから始め、慣れてから調整しましょう。
まとめ|60代のウォーキングは「40分できるか」より「今より動けるか」
60代のウォーキングでは、
1日40分程度の身体活動
が一つの目安になります。
ただし、
40分連続で歩く必要はありません。
朝10分。
昼15分。
夕方15分。
でも構いません。
そして運動不足の方なら、
まず10〜20分からでも大丈夫です。
大切なのは、
「40分歩けなかったから意味がない」
ではなく、
昨日より少し身体を動かせたか。
ということ。
さらに60代からは、
ウォーキングだけでなく、
筋力トレーニング。
バランス運動。
身体の使い方。
も合わせて考えてみてください。
歩く目的は、
歩数を達成することではありません。
70代、80代になっても、
買い物へ行く。
旅行を楽しむ。
友人に会いに行く。
自分の足で行きたい場所へ行く。
そのために歩ける身体を維持することです。
まず今日、
10分だけ外を歩いてみる。
そこから始めてみてください。
YAMATO355 田中(ボディメンター)
2026.09.02 / 更新日:2026/09/02
【9月から運動を始めたい50代】最初にする5ステップの紹介

9月から運動を始めたい50代が最初にすること
9月になりました。
夏の暑さも少しずつ落ち着き、
「そろそろ運動を始めようかな」
と思っている50代の方も多いのではないでしょうか。
夏は暑くてほとんど外へ出なかった。
お盆休みで生活リズムが乱れた。
冷房の効いた部屋で過ごす時間が長かった。
仕事以外はあまり身体を動かしていない。
そして9月。
少し涼しくなってくると、
「ウォーキングを始めよう」
「ジムへ入会しよう」
「今年中に少し痩せたい」
と、身体を変えたい気持ちが出てきます。
でも、ここで焦らないでください。
9月から運動を始めたい50代の方に、私が最初にしてほしいのは、
いきなり筋トレすることではありません。
まず、
「今の自分の身体を知ること」
です。
ここを飛ばして、
昔と同じように走る。
いきなりスクワットを50回する。
毎日ジムへ行く。
と頑張りすぎると、身体への負担が大きくなることがあります。
今回は、50代の運動初心者が9月から身体づくりを始めるための5つのステップをお伝えします。
STEP1|まず「今の身体」をチェックする
運動を始めるとき、
「何をやるか?」
から考える方が多いと思います。
ウォーキング?
筋トレ?
ストレッチ?
ジム?
でも、その前に必要なのが、
現在地の確認です。
例えば、次の項目をチェックしてみてください。
- 椅子からスムーズに立てるか
- 階段で以前より疲れやすくなっていないか
- 片脚で安定して立てるか
- しゃがんだとき膝や腰に違和感がないか
- 腕を上げたとき肩が痛くないか
- 最近つまずくことが増えていないか
- 10〜20分歩いても強く疲れないか
体重や体脂肪率だけではありません。
「自分の身体で何ができるのか?」
を確認します。
なぜなら、
同じ50歳でも身体は全く違うからです。
学生時代から運動を続けている50代。
20年間ほとんど運動していない50代。
デスクワーク中心の50代。
毎日仕事で歩いている50代。
膝や腰に不安がある50代。
同じ運動からスタートする必要はありません。
運動メニューを決める前に、まず現在地を知る。
これが最初のステップです。
STEP2|最初の目標を「痩せる」にしすぎない
「9月から運動する」
となると、
「年末までに5kg痩せる!」
という目標を立てたくなるかもしれません。
もちろん、減量を目標にすること自体は悪くありません。
ただ、運動習慣がなかった方の場合、
最初から体重だけを目標にすると、
1週間頑張ったのに体重が変わらない。
↓
「意味がない」
↓
さらに食事を減らす。
↓
運動量も増やす。
↓
疲れる。
↓
やめる。
という流れになることがあります。
だから最初の1か月は、
体重以外の目標も作ってみてください。
例えば、
週2回身体を動かす。
10分歩く日を増やす。
階段を使う。
スクワットのフォームを覚える。
これらも立派な目標です。
9月の目的は、
身体を完成させることではなく、身体が変わる生活を始めること。
私はこの考え方が大切だと思っています。
STEP3|最初の運動は「10分歩く」くらいから
では、実際に身体を動かしてみましょう。
運動不足の50代なら、
いきなり1時間走る必要はありません。
まず、
10分程度のウォーキング
からでも構いません。
昼休みに10分歩く。
夕食後に家の周りを歩く。
駅から少し遠回りする。
買い物へ歩いて行く。
こうすれば、
「運動のために1時間確保する」
というハードルも下げられます。
そして、
10分歩いて問題なければ15分。
15分から20分。
というように少しずつ増やします。
厚生労働省の身体活動・運動ガイドでも、成人に対して**「今よりも少しでも多く身体を動かす」**ことが基本として示されています。
最初から完璧を目指すのではなく、
今より少し動く。
これで十分スタートできます。
STEP4|筋トレは「回数」より身体の使い方を覚える
ウォーキングと一緒に、筋肉への刺激も少しずつ取り入れていきます。
例えば、
椅子からの立ち座り5〜10回。
これも立派な筋力トレーニングです。
ただし、
50代からの筋トレで特に気をつけたいのが、
「とりあえず回数を増やす」
という考え方です。
スクワットを10回。
慣れたら30回。
さらに50回。
確かに運動量は増えます。
でも、
前ももだけが疲れる。
膝が内側へ入る。
腰が反る。
かかとが浮く。
呼吸を止めて力む。
という状態なら、回数を増やす前に身体の使い方を確認したほうがいい場合があります。
なぜなら、
人間は一つの筋肉だけで動いているわけではないからです。
50代から知ってほしい「体幹と全身の連動」
例えば、椅子から立ち上がる動作。
一見、
「太ももの筋肉を使って立っている」
ように見えるかもしれません。
実際には、
足裏。
足首。
膝。
股関節。
骨盤。
体幹。
などが協調して動いています。
身体の中心では、横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋などが協調し、呼吸や腹圧を通じて体幹の安定に関わります。
また、手足を動かす際には、動作に先行して腹横筋などの体幹筋が活動するフィードフォワード機構も知られています。
つまり、
まず身体の中心を安定させ、そこから手足へ力を伝えていく。
こうした連動性が、日常生活でもトレーニングでも重要になります。
だから私は、
「脚が弱いから脚だけ鍛える」
「お腹が出ているから腹筋だけやる」
という考え方だけではなく、
身体全体がどう連動しているか
まで見ることを大切にしています。
50代から筋トレを始めるなら、
たくさんやる前に、正しく身体を使えるようになる。
これが結果的に、長くトレーニングを続けるためにも重要です。
STEP5|「週何回なら続けられるか」を決める
最後に決めるのが、
運動する頻度です。
ここでも、
「理想」より「現実」を優先します。
例えば、
仕事が忙しいのに、
月・水・金・土の週4回。
と設定しても続かない可能性があります。
それなら、
火曜日と土曜日。
週2回。
まずここを確保する。
そして、それ以外の日は、
10分歩く。
少し階段を使う。
家で身体を動かす。
という方法があります。
厚生労働省では成人に対して、筋力トレーニングを週2〜3日行うことが推奨されています。
ただし、
今まで週0回だった人が、
「週3回できないなら意味がない」
と考える必要はありません。
週0回だったなら、
まず週1回でも0→1です。
慣れたら週2回へ。
そのほうが長期的な習慣につながりやすい場合もあります。
9月にやってはいけない「最初から全部」
9月から身体を変えようと思ったとき、
一番気をつけたいのが、
全部を一気に変えること。
毎日1万歩。
筋トレ週4回。
食事制限。
禁酒。
毎日ストレッチ。
夜11時には寝る。
もちろん、全部できれば素晴らしいです。
でも、
仕事も生活もある中で突然すべてを変えるのは簡単ではありません。
3日できなかっただけで、
「また続かなかった」
と思ってしまうこともあります。
だから、
9月は一つか二つでいい。
例えば、
「火曜日と土曜日に運動する」
「昼休みに10分歩く」
これだけです。
1か月続いたら、10月にもう一つ加える。
50代からの身体づくりは、
一気に変えるより、変えたことを定着させる。
そのほうが大切です。
9月→12月はこんな流れで考える
今年の残り4か月を使うなら、私は次のような流れがおすすめです。
9月|始める
現在地を知る。
10分歩く。
週1〜2回身体を動かす。
10月|覚える
スクワットなどの基本的なフォームを覚える。
呼吸や体幹、股関節の使い方を確認する。
11月|伸ばす
少しずつ回数や負荷を増やす。
歩く時間も少し増やす。
12月|定着させる
9月と身体を比較する。
できるようになったことを確認する。
そして、その習慣を翌年へつなげる。
目標は、
12月31日に身体づくりを終えることではありません。
2027年になっても運動している自分をつくること。
です。
体重だけでなく「できるようになったこと」を記録する
9月から運動を始めるなら、
ぜひ記録してほしいものがあります。
体重だけではありません。
例えば、
9月2日
10分歩いたら少し疲れた。
9月15日
15分歩けるようになった。
10月1日
スクワット5回。
11月1日
スクワット10回。
12月1日
階段が以前より楽。
こうした記録です。
体重計では見えない変化が分かります。
50代からの身体づくりでは、
「何kgになった?」だけではなく「何ができるようになった?」
という視点を持ってみてください。
これはモチベーションを保つうえでも、とても大切だと思います。
YAMATO355では最初に「運動メニュー」を決めません
名古屋・伏見のYAMATO355で、私、田中ゆうや(ボディメンター)が運動初心者の方を見るとき、
いきなり、
「スクワットを20回やりましょう」
とは決めません。
まず、
運動経験。
仕事内容。
生活リズム。
普段の活動量。
睡眠。
過去の怪我。
現在の痛みや不安。
そして、
「身体が変わったら何をしたいのか?」
を聞きます。
そのうえで、
姿勢。
呼吸。
体幹。
股関節。
足首。
スクワット。
左右差。
などを確認します。
なぜなら、
同じ「50代・運動不足」でも、
必要なことは一人ひとり違うからです。
脚が弱そうだからスクワット。
身体が硬いからストレッチ。
と最初から決めつけるのではなく、
なぜその動きになっているのか?
を確認する。
そして、
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価。
実際に身体がどう変化したのかまで確認します。
私はボディメンターとして、
お客様をトレーニングメニューに当てはめるのではなく、その方に必要な方法を一緒に探すこと
を大切にしています。
「ジムへ入会する」が最初じゃなくてもいい
9月になると、
「運動するならジムへ入会しないと」
と思う方もいるかもしれません。
もちろん、ジムは運動を始める素晴らしい環境です。
でも、
ジムへ入会すること=身体づくりのスタート
とは限りません。
まず、
10分歩く。
椅子から5回立つ。
自分の身体をチェックする。
何のために運動するのかを決める。
それから、
24時間ジム。
スポーツクラブ。
パーソナルジム。
自宅トレーニング。
など、自分に合った環境を選んでも遅くありません。
特に、
「マシンの使い方が分からない」
「フォームが合っているか不安」
「膝や腰が心配」
「一人だと続かない」
という方なら、
最初に身体の使い方を教えてもらう
という選択肢もあります。
こんな症状がある場合は、運動より先に確認を
50代から運動を始めることは大切ですが、
何でも「運動不足だから」と考えないことも重要です。
例えば、
急に強い息切れが出る。
胸の痛みや圧迫感がある。
強い動悸やめまいがある。
突然片側の手足に力が入りにくくなった。
しびれが強くなった。
急激につまずく回数が増えた。
強い関節痛がある。
といった場合は、自己判断で強い運動を始めず、医療機関への相談を検討してください。
健康のための運動だからこそ、安全を最優先する。
これも50代からの身体づくりでは大切です。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人について、
「今よりも少しでも多く身体を動かす」
ことが基本として示されています。
目安として、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上、筋力トレーニングを週2〜3日行うことなどが推奨されています。
一方で、個人差を踏まえ、可能なものから取り組むことも重要です。
運動習慣がない50代の方なら、
「明日から60分やらないと」
ではなく、
今の生活より10分多く動いてみる。
そんな小さな一歩から始めてみてください。
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
よくある質問
Q. 50代で運動経験がほとんどありません。何から始めればいいですか?
まず現在の体力や身体の状態を確認し、10分程度のウォーキングなど、無理なくできる身体活動から始めてみてください。その後、軽い筋力トレーニングを加えていく方法があります。
Q. 9月から始めても年末までに身体は変わりますか?
変化には個人差がありますが、4か月あれば運動習慣を作り、体力や筋力などの変化を目指すことはできます。「年末までに完成させる」より、来年も続けられる習慣を作る期間と考えてみましょう。
Q. 最初からジムへ通ったほうがいいですか?
必須ではありません。ウォーキングや自重運動から始める方法もあります。やり方が分からない、身体に不安がある、一人では続けにくい場合は、専門家から身体の状態やフォームを見てもらう方法もあります。
Q. 筋トレは毎日したほうが早く身体が変わりますか?
毎日強い筋力トレーニングをする必要はありません。成人では週2〜3日の筋力トレーニングが推奨されています。運動・栄養・睡眠・回復を含めて考えることが大切です。
まとめ|9月から始めるなら「何をやる?」より「今どうなっている?」
9月から運動を始めたい50代の方へ。
最初にすることは、
高いジムへ入会することでも、ランニングシューズを買うことでも、スクワットを100回することでもありません。
まず、
今の身体を知る。
そこからです。
そして、
STEP1|現在地を確認する
STEP2|最初の目標を決める
STEP3|10分歩く
STEP4|正しい身体の使い方を覚える
STEP5|続けられる頻度を決める
この順番で進めてみてください。
9月に全部変える必要はありません。
まず一つ。
できたら、もう一つ。
それを積み重ねます。
50代からの身体づくりで重要なのは、
最初の1週間でどれだけ頑張ったかではなく、半年後も続けられているか。
です。
そして、
体重だけではなく、
階段が楽になった。
疲れにくくなった。
歩く時間が増えた。
姿勢が変わった。
休日に出かけるようになった。
そんな変化にも目を向けてください。
9月は、
「今年も運動できなかった」
と諦める時期ではありません。
これからの60代・70代の身体をつくり始めるタイミングです。
今日できることは、
たった10分歩くことかもしれません。
その10分が最初の一歩です。
YAMATO355 田中(ボディメンター)
2026.09.01 / 更新日:2026/09/01
【今年も残り4か月】50代から身体を変えるなら何から始める?

今年も残り4か月。50代から身体を変えるなら何から始める?
9月になりました。
2026年も残すところ、あと4か月です。
年始に、
「今年こそ痩せよう」
「今年は運動しよう」
「身体を変えよう」
と思っていたのに、気づけば9月。
仕事が忙しかった。
暑くて外へ出なかった。
ジムへ入会しようと思って、そのままになった。
YouTubeのトレーニング動画は保存したけれど、一度もやっていない。
そんな50代の方もいるのではないでしょうか。
でも、
「もう9月だから今年は無理だ」
と諦める必要はありません。
むしろ私は、
残り4か月あれば、身体を変えるための習慣を作るには十分な時間がある
と思っています。
ただし、ここで大切なのは、
「4か月で10kg痩せる!」
「毎日1時間トレーニングする!」
といった大きな目標をいきなり設定しないこと。
50代から身体を変えるなら、
まず「頑張る」より「現在地を知る」ことから。
今回は、今年の残り4か月を使って身体を変えたい50代の方へ、9月から何を始めればいいのかをお伝えします。
9月|まず「今の身体」を知る
最初にやってほしいのは、
いきなり筋トレを始めることではありません。
まず現在地を確認してみてください。
例えば、
最近階段がつらくなっていないか。
椅子から立つときに手を使っていないか。
何もないところでつまずくことが増えていないか。
片脚で安定して立てるか。
昔より身体が硬くなっていないか。
休日になると疲れて動けなくなっていないか。
体重だけを見るのではなく、
「身体をどう使えているか」
まで確認します。
これはカーナビと同じです。
目的地を入力しても、現在地が分からなければ正しいルートは決められません。
身体づくりも、
目標 → トレーニング
ではなく、
現在地 → 目標 → 必要な方法
の順番で考えることが大切です。
「体重」だけを身体の変化にしない
50代になると、
「身体を変えたい=痩せたい」
になりやすいと思います。
もちろん、
体脂肪を減らしたい。
お腹をへこませたい。
昔のスーツを着たい。
という目標もいいでしょう。
でも私は、それだけでは少しもったいないと感じます。
例えば4か月後に、
体重は2kgしか変わらなかった。
でも、
階段が楽になった。
疲れにくくなった。
姿勢が良くなった。
スクワットができるようになった。
休日に出かけるようになった。
肩や腰に不安なく身体を動かせるようになった。
こうした変化があれば、
身体は十分変わっています。
50代からは、
「何kg減ったか」+「何ができるようになったか」
という2つの視点で身体を見てほしいと思います。
9月にやること
① まず10分多く歩く
運動不足の方が最初から、
「毎日1時間歩こう」
とする必要はありません。
まずは、
今より10分多く身体を動かす。
これくらいから始めます。
例えば、
昼休みに10分散歩する。
駅から少し遠回りする。
夕食後に家の周りを歩く。
近くのコンビニまで歩く。
エレベーターだけでなく階段を使ってみる。
ポイントは、
「運動する時間」を新しく作りすぎないこと。
すでにある生活へ運動を入れると、続けやすくなります。
50代の身体づくりでは、
一度の60分より、
日常生活の中で身体を動かす回数を増やす
という考え方も重要です。
9月にやること
② 週1〜2回、筋肉へ刺激を入れる
歩く習慣と一緒に始めたいのが筋力トレーニングです。
最初は、
椅子から立つ。
壁を使って腕立て伏せをする。
かかとを上げる。
といった運動でも構いません。
例えば、
椅子からの立ち座りを5〜10回。
これだけでも、自分の身体を負荷として利用した筋力トレーニングになります。
慣れてきたら回数や負荷を調整します。
最初から、
「限界まで追い込む」
必要はありません。
特に長期間運動していなかった方は、
翌日の身体の反応まで含めてトレーニング
だと考えてください。
膝は大丈夫か。
腰は大丈夫か。
疲労が残りすぎていないか。
睡眠はどうだったか。
そして問題がなければ、少しずつ増やします。
10月|「回数」より正しい身体の使い方を覚える
9月に運動を始められたら、10月は少しだけステップアップします。
ここで重要になるのが、
フォームです。
例えばスクワット。
10回。
20回。
30回。
と増やすことは簡単です。
でも、
前ももだけが疲れる。
膝が内側へ入る。
腰が反る。
かかとが浮く。
息を止めて力んでいる。
という状態なら、回数を増やす前に身体の使い方を確認したほうがいい場合があります。
人間は、一つの筋肉だけで動いているわけではありません。
足裏、足首、膝、股関節、体幹などが協調して動いています。
さらに身体の中心では、横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋などが協調し、呼吸や腹圧を通して体幹の安定に関わります。
手足の動作に先行して体幹筋が活動するフィードフォワード機構も知られています。
だからこそ、
「どこを鍛えるか」だけでなく「どう連動して動くか」。
これも50代からの身体づくりでは大切にしたいポイントです。
11月|少しずつ「できること」を増やす
9月に始める。
10月に身体の使い方を覚える。
そして11月になったら、
少しだけ負荷を上げていきます。
例えば、
椅子から5回立つ
↓
10回できるようになる。
10分歩く
↓
20分歩けるようになる。
週1回筋トレ
↓
週2回になる。
自重スクワット
↓
少し負荷を加える。
というように、
現在の身体に合わせて少しずつレベルアップ
します。
ここで重要なのが、
他人と比べないこと。
SNSでは、
50代で腹筋が割れている人。
重いバーベルを持ち上げる人。
毎朝10km走る人。
が目に入ります。
でも、その人とあなたでは運動歴も身体も生活環境も違います。
比較するなら、
9月の自分と11月の自分。
「前より階段が楽になった」
「少し歩けるようになった」
「スクワットが安定した」
こうした小さな変化を確認してください。
12月|体重より「今年できるようになったこと」を振り返る
そして12月。
身体づくりを始めて約3か月が経過します。
ここで、
体重計だけに乗って、
「3kgしか痩せなかった」
と評価しないでください。
もう一度、
9月の身体と比較します。
例えば、
9月は10分歩くだけで疲れていた。
↓
12月は30分歩ける。
9月はスクワット5回で疲れていた。
↓
12月は10回安定してできる。
9月は週末ほとんど動かなかった。
↓
12月は外出するようになった。
これも立派な身体の変化です。
さらに、
睡眠。
疲れやすさ。
姿勢。
肩や腰の感覚。
階段。
歩行。
なども振り返ります。
身体づくりは「見た目」だけで採点しなくていい。
私はそう思っています。
4か月で身体を変えるなら「運動だけ」にしない
50代から身体を変えるなら、筋トレだけを頑張るより、
運動・食事・睡眠・回復
をセットで考えます。
例えば、
筋トレを頑張っているのに毎日睡眠不足。
運動したからと食事量が大幅に増える。
疲労が強いのに毎日追い込む。
これでは身体づくりがうまく進まないことがあります。
難しいことを全部やる必要はありません。
まず、
夜更かしを30分減らす。
毎食たんぱく質を意識する。
アルコールの量や頻度を見直す。
朝食を抜き続けない。
疲労が強い日は休む。
など、
現在の生活で改善できるものを一つ選ぶ。
運動だけを特別なイベントにせず、生活全体を少しずつ整えていきます。
50代で一番避けたいのは「9月に頑張りすぎること」
残り4か月と聞くと、
「時間がない!」
と思うかもしれません。
そして、
毎日筋トレ。
毎日1万歩。
食事制限。
お酒もゼロ。
夜はストレッチ。
と全部始める。
しかし、2週間後には疲れてしまう。
これが一番もったいないです。
4か月あるからこそ、
急がない。
9月は始める。
10月は覚える。
11月は少し伸ばす。
12月は定着させる。
これくらいでいいと思います。
目標は、
12月31日に疲れ切ることではありません。
2027年1月1日にも運動を続けていること。
そこまで考えて、今年の残り4か月を使ってみてください。
YAMATO355では「4か月で何kg?」だけを目標にしません
名古屋・伏見のYAMATO355で身体づくりをサポートするとき、私、田中ゆうや(ボディメンター)が最初に聞きたいのは、
「何kg痩せたいですか?」だけではありません。
なぜ身体を変えたいのか。
身体が変わったら何をしたいのか。
今、何に困っているのか。
ここを大切にします。
そして、
姿勢。
呼吸。
体幹。
股関節。
足首。
スクワット。
左右差。
普段の活動量。
などを確認します。
例えば、
「脚が弱いからスクワット」
と最初から決めつけるのではなく、
なぜその動きになっているのか?
を見ます。
そして、
評価 → アプローチ → 運動 → 再評価。
身体の反応を確認しながら、必要な方法を選択します。
お客様をトレーニングメニューに当てはめるのではなく、
その方に必要な方法を一緒に探す。
これが私がボディメンターとして大切にしていることです。
今年中に「理想の身体」にならなくてもいい
ここは今回、一番伝えたいところです。
12月31日までに、
理想体重にならなくてもいい。
腹筋が割れなくてもいい。
昔の体型へ完全に戻らなくてもいい。
大切なのは、
今年中に「身体が変わり始める生活」を作ること。
です。
例えば、
週2回身体を動かす習慣ができた。
歩くようになった。
食事を少し考えるようになった。
身体の使い方が分かった。
自分に合う運動が分かった。
これができれば、
2027年は0からのスタートではありません。
9月から積み上げた状態で新年を迎えられます。
50代からの身体づくりでは、
短期間で完成させることより、身体が変わり続ける仕組みを作ること。
私はそのほうが重要だと考えています。
公的機関の情報も確認しておきましょう
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人に対して**「今よりも少しでも多く身体を動かす」**ことが基本として示されています。
成人では、歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上、筋力トレーニングを週2〜3日行うことなどが推奨されています。
ただし、これは運動不足の人が明日からいきなり最大限取り組むという意味ではありません。
現在の身体状況や体力に合わせて、可能なものから始め、徐々に身体活動量を増やしていくことが重要です。
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
よくある質問
Q. 50代ですが、4か月でも身体は変わりますか?
変化の程度には個人差がありますが、運動・食事・睡眠などを継続的に見直すことで、体力や筋力、身体機能などが変化する可能性はあります。「4か月で完成させる」より、身体が変わる習慣を作る期間として考えるのがおすすめです。
Q. 運動不足なら、まずウォーキングと筋トレのどちらですか?
どちらか一方に限定する必要はありません。まず日常の歩行を増やしながら、現在の身体に合った筋力トレーニングを少しずつ取り入れる方法があります。
Q. 50代の筋トレは週何回くらいがいいですか?
厚生労働省では成人の筋力トレーニングを週2〜3日推奨しています。ただし、運動習慣がない方は現在の体力に合わせて少ない頻度から始め、徐々に調整する方法もあります。
Q. 今年何も運動していません。9月からでも遅くないですか?
遅くありません。むしろ「来年から」と先延ばしするより、10分歩くなど小さな行動を今から始め、年末までに運動習慣を作ることを目標にしてみてください。
まとめ|残り4か月。「今年もできなかった」で終わらせない
今年も残り4か月。
でも、
4か月「しかない」のではなく、4か月「ある」。
9月。
現在の身体を知って、小さく始める。
10月。
正しい身体の使い方を覚える。
11月。
少しずつできることを増やす。
12月。
変化を確認して、習慣として定着させる。
この4か月で、
完璧な身体になる必要はありません。
目指したいのは、
2027年1月1日に「今年こそ運動しよう」と言わなくていい自分。
すでに運動している。
身体の使い方が分かっている。
自分に合う方法も分かっている。
その状態で新しい一年を迎えられたら、大きな変化ではないでしょうか。
50代だから遅いのではありません。
むしろ、
60代・70代の身体を考えれば、
今日がこれからの人生で一番早く始められる日です。
まず10分歩く。
椅子から5回立つ。
それだけでも構いません。
今年の残り4か月を、
「身体を完成させる4か月」ではなく、「身体が変わり続ける習慣を作る4か月」
にしてみてください。
YAMATO355 田中(ボディメンター)



